2ステップでプロクオリティの動画を制作
クリエイティブを量産し、高速でPDCAを回すにはどうすれば良いのか。田岡氏は「クリエイティブ・テック」の活用が有効であるとし、同社が提供するリチカクラウドスタジオの機能を紹介した。
「誰でも簡単にマーケティング動画を作れるクラウドサービス」として開発されたリチカクラウドスタジオの特徴は、配信面や業種ごとに用意された1,500種類以上のフォーマットだ。大手企業のCM制作も手がけたクリエイティブチームによるノウハウのほか、Yahoo!やFacebookの公式クリエイティブパートナーとしての実績がフォーマットに反映されているという。
リチカクラウドスタジオの制作は2ステップで完了する。目的や用途、業種に応じて最適なフォーマットを選択し(STEP1)、テキストや画像/動画素材などを当て込む(STEP2)だけだ。動画だけでなく、静止画の一部が動く動画バナー、GIF、Instagramのカルーセルなど、幅広い形式に対応している。
「プロクオリティで多様なクリエイティブが制作できるところに、リチカクラウドスタジオの強みがあります」(田岡氏)
大企業が導入する「クリエイティブ・テック」
リチカクラウドスタジオの機能をより詳しく解説するため、田岡氏は事例を紹介。ベネッセコーポレーションは、ファーストパーティーデータを用いた動画広告の運用をインハウス化するにあたり、リチカクラウドスタジオを導入した。動画クリエイティブの量産と高速PDCAを実現し、CPAを4分の1に削減するなどの成果を達成したという。
田岡氏は「デジタル広告のクリエイティブ戦略」として、本セッションを次のようにまとめた。
(1)デジタル広告で「クリエイティブ」は最重要要素
(2)クリエイティブの「最適化×量産」がカギ
(3)「クリエイティブ・テック」の活用をおすすめ
「クリエイティブの最適化×量産をクリエイティブ・テックで実現し、マーケターの時間を顧客やその課題の理解に費やしてほしい」と話し、セッションを締めくくった。