会員専用ページも柔軟に設計可能
MZ:新機能は、具体的にどのようなシーンでの活用が考えられますか?
和宇慶:想起しているユースケースとしては、メルマガ登録用のページや会員制のサイトの構築などがあります。ログインした会員だけに表示するマイページを設定し、クーポンや保有ポイントを反映することも可能です。
マイページ機能では、受信希望のメールジャンルや趣味嗜好などを登録時にチェックボックスで選択してもらい、メール配信時にはチェック項目で振り分けて配信することができます。フォームの設定次第では、会員が住所やメールアドレスなどの情報を自ら編集する仕様にすることも可能です。
MZ:新機能は直感的な操作で、誰でも簡単に使用することができるということですが、UIやUXの部分は、ユーザーの意見が非常に反映される部分だと思います。そういった声は、どのように吸い上げられているのですか?
及川:カスタマーサポートや場合によっては営業部から、ご利用中のお客様からのご要望という形で、UI・UXをはじめ機能面を含む改善希望を伺う機会を多く設けております。お客様にとっての使い勝手やマーケティング施策の効果向上により直結する部分などを中心に、いただいたご意見をフィードバックし、順次、Cuenote FCの機能として実装しています。
性能の良さにこだわって、機能を拡充してきたい
MZ:最後に今後の展望をお聞かせください。
和宇慶:今回のアップデートで、Webフォームや会員サイトの作成・変更がとても手軽になりました。ただ、ヘッダーとフッターに関しては、企業ごとに細やかなレイアウトができるよう、まだソースコードで記述する仕様のままになっています。今後はこの部分も含めて、レイアウトや背景画像、色の組み合わせなどについても多彩なテンプレートを用意し、選択するだけで設定できるようなUIにしたいですね。特に配色にはセンスが求められるので、色の系統ごとにセット化を考案中です。選べる機能をたくさん追加し、より簡単で直感的な操作を実現したいです。
及川:ユミルリンクにはメール配信サービス「Cuenote FC」のほかに、ショートメッセージ配信サービス「Cuenote SMS」や、Webアンケート・フォームシステム「Cuenote Survey」などの製品もあります。今後はこれらの製品間での連携やメール、SMS以外の新しい配信チャネルへの拡大も視野に入れています。
ただ、機能を追加していく中でも、基本性能の良さは会社設立時からのこだわりですので、性能面は決して妥協しません。使い勝手を改良しつつ、大規模なユーザー様にも安心して使っていただける性能も担保しながら、機能開発を進めていきます。
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