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“俺たちのテレ東”とマーケティングの課題を解決!「テレ東コンシェルジュ」が目指す新しいタイアップの形

13文字の番組名と作り手の“必死感” テレ東流の企画ノウハウ

MZ:テレビ東京では、独自路線の番組コンテンツで視聴者の注目を集め続けています。企画/制作の具体的なノウハウと、テレ東コンシェルジュでの活用イメージをお聞かせください。

平山:受け手に刺さる言葉の選び方にはこだわっています。たとえば、番組名の文字数。「墾田永年私財法」や「特定秘密保護法案」など、13文字のフレーズは語呂が良くて日本人に響きやすいので、番組名は13文字を意識して決めています。こうしたノウハウは、商品・サービス名のネーミングなどに応用できるかもしれません。

平山:番組ごとにターゲット層は当然異なるので、視聴者と一番近いところで番組の魅力を訴求できるチャネル選択や表現方法にも心を砕いています。たとえば、有吉ぃぃeeeee!はYouTubeやTwitterを中心にカット版の映像や実況動画を配信するとか、充電はInstagramにオフショットをアップするとか。番組内のナレーション1つとっても、作り手と受け手の距離感に応じて「です/ます調」と「である調」で使い分けています。

 またキャスティングだけで話題化を図るのではなく、演者とディレクターが一緒に楽しんだり汗を流したりすることで視聴者の共感や愛着を生むアプローチもテレ東流です。たとえば、充電では出川さんの隣でディレクターも充電切れのバイクを押していますし、ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズでは制作現場の裏側を載せたSNSが人気を呼びました。

合田:作り手が必死感や裏側を見せると、視聴者の方にもそこに参加しているような感覚を持ってもらえるのだと思います。こうしたコンテンツをヒットに導く秘訣も、マーケティングの課題解決に役立つと考えています。

技術協力だけで終わらなかった猿田彦珈琲とのコラボレーション

MZ:テレ東コンシェルジュでは、映像にとらわれないアウトプットを想定していると伺いました。具体的にどのようなお取り組みをイメージされているのでしょうか。

合田:以前、珈琲いかがでしょうで猿田彦珈琲さんに技術協力をしていただいたのですが、その時のお取り組みがテレ東コンシェルジュの理想像の1つと言えるかもしれません。猿田彦珈琲さんが、ドラマをモチーフにしたオリジナルブレンドのコーヒーを店頭で提供してくださったのです(※ドラマ放送時期に合わせた限定販売)。

 ドラマの世界観を店頭で体験できるのは視聴者からすると嬉しいはずですし、猿田彦珈琲さんの集客にもつながればと思います。我々としても、猿田彦珈琲さんに技術協力をしていただくことで作品の質感をぐっと高めることができました。企業との協業はテレビCM以外のアウトプットでも実現可能なのだと気づかされましたね。

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“俺たちのテレ東”が持つ身近さとマスメディアの矜持を武器に

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この記事の著者

タカハシ コウキ(タカハシ コウキ)

1997年生まれ。2020年に駒沢大学経済学部を卒業。在学中よりインターンなどで記事制作を経験。卒業後、フリーライターとして、インタビューやレポート記事を執筆している。またカメラマンとしても活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2022/01/26 10:00 https://markezine.jp/article/detail/37794

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