「レコメンドの仕組み」を理解すればバズる仕組みがわかる
まず必ず抑えておくべきは、投稿が表示(レコメンド)される順番です。Instagramにおいては投稿したアカウントの「フォロワー」に必ず最初に表示されます。そしてその既存フォロワーからの評価が高い投稿だけが「フォロワー以外」に「ハッシュタグ・発見タブ・KW検索」を通じてレコメンドされます。

これはアカウント運用者の目線から考えると、投稿がアカウントのフォロワーから高い評価を得られなければ、フォロワー以外にレコメンドしてもらえず、結果的に投稿は「バズらない」ということになります。
自分の投稿に高い評価をつけてくれるフォロワーの存在(=アカウントのファン)を増やしてアカウントの質を高めることは、Instagramのアルゴリズム上欠かせない観点なのです。プラットフォーム側からすれば、ファンが多いアカウントの投稿を当然より多くの人にレコメンドしようとします。
いまだによく「フォロワーを買う」「自動フォロー管理ツール」といったワードを目にしたり、企業から相談されたりすることがありますが、そのような邪道でフォロワーを獲得してしまうと、アルゴリズムの観点上、絶対にバズらない「死にアカウント」になってしまうため、やめておくことをお勧めします。
バズるために乗り越えるべき「2つの大きな壁」
フォロワー以外のユーザーにレコメンドされた後は「その投稿がフォロワー以外から高評価を得られるか」が重要になります。初めてそのアカウントを見るユーザーは当然アカウントのファンではないので、この際に問われるのはシンプルな「投稿の質」です。投稿がユーザーにもたらす便益が大きければその投稿の評価は高まり、プラットフォーム側はさらに多くの新しいユーザーに対してレコメンドしてくれます。
このように「高評価される→レコメンドされる」を繰り返されることで、いわゆるバズ投稿が生まれるのです。
これまでの流れをまとめると、Instagramにおいてバズるまでには「2つの大きな壁」があることがわかります。まず第一は「フォロワーから高評価がもらえるか」。そして第二に、フォロワー以外から高評価がもらえるか。
これらの壁を乗り越えるためには「アカウントのファンを増やしてアカウントの質を高めること」と、新規ユーザーにも便益のあるように「投稿の質を高めること」が必須です。

これは仮にSEOに置き換えると以下の通りです。
- 「アカウントの質=サイトの質」
- 「投稿の質=記事の質」
SEOにて、ドメインパワーやUI/UXを向上させることでサイトの質を向上させたり、リライトをして記事の質を向上させたりすることが重要なのはいうまでもないでしょう。サイトの質が高ければ上位表示の初動が良く、最後は記事の質で勝負が決まる点も同じ流れです。