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マーケティングを経営ごとに 識者のInsight

ライフカルチャーを楽しむリゾートパークを目指して 「北欧、暮らしの道具店」が事業の先に見据えるもの

目指すのは、ライフカルチャーを楽しめる「リゾートパーク」のような存在

──EC事業に留まらず、ドラマ・映画の制作や企業のマーケティング支援にも取り組まれているクラシコム。最後に、こうした事業展開の先に何を見据えられているのか、掲げられているビジョンをお聞かせいただけますか。

青木:目指すのは、独自のライフカルチャーを楽しめるリゾートパークのような存在になることです。「北欧、暮らしの道具店」を通して表現している世界観・ライフスタイルはいわば“温泉”のようなもの。私たちが日々行っている事業は、この温泉を中心としたリゾートパークを作り上げていくようなものだと思っています。

ライフカルチャープラットフォーム 「北欧、暮らしの道具店」イメージ図。 独自の世界観(ライフ・カルチャー)があふれるサービスを体験できるリゾートパークのようなプラットフォーム
ライフカルチャープラットフォーム 「北欧、暮らしの道具店」イメージ図。 独自の世界観(ライフ・カルチャー)があふれるサービスを体験できるリゾートパークのようなプラットフォーム

 まずは魅力的な温泉をどんどん沸かす。そうすると温泉を楽しむためにやってきた人々の中に「もっと長く滞在したい」「この体験を持ち帰りたい」という新たなニーズが生まれてきます。そのニーズに応えるために旅館やお土産屋さんが作られてリゾートパークが発展していくように、温泉が魅力的になると、新たな事業機会がどんどん生まれていくのです。

 ですが、肝心の温泉が枯渇したら、どうなるでしょう? お客様はもう温泉街には来てくださらないですよね。同じように、私たちのビジネスにおいても、最も重要なのは温泉、つまり事業を通して表現している独自のライフカルチャー(世界観)であると捉えています。

 お客様は「北欧、暮らしの道具店」のライフカルチャーを気に入ってくださっているということを胸に刻み、今後も魅力的な温泉を枯らすことなく、リゾートパークのような存在として「北欧、暮らしの道具店」を成長させていきたいです。

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この記事の著者

福島 芽生(編集部)(フクシマ メイ)

MarkeZine副編集長。1993年生まれ、島根県出身。早稲田大学文学部を卒業後、書籍編集を経て翔泳社・MarkeZine編集部へ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2022/04/25 06:30 https://markezine.jp/article/detail/38792

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