名古屋ZIP-FM、大阪FM802、FM COCOLOの3局はCCP(Customer Communication Platform)を導入し、東名阪における統合データベースの構築を開始した。
CCPとは、J-WAVEがトレジャーデータの提供するCDP(Customer Data Platform)を活用し、ユーザーごとに最適化したコミュニケーションを実現するため構築した独自のプラットフォームだ。
J-WAVEは2020年の構築以降、CCPを通じradikoの聴取データやイベントへの参加記録、チケットの購買情報、Webでの行動履歴などの1stパーティーデータを基にリスナーの趣味趣向を分析。それぞれのリスナーに最適なタイミングでコンテンツを提供してきた。
今回新たに3局がCCPを導入し、合計200万MAUのリスナーデータと約90万人規模の会員データベースを構築開始。CCPを活用した広告企画の第1弾として、J-WAVEを含む4局のリスナーに向けたオンライン・オフラインのコミュニケーションプランをリリースする。
具体的には、クライアントニーズに沿ったタイアップ記事やポッドキャストなどのデジタルコンテンツを制作し、SNS広告でターゲティング配信を実施。また各局のリスナー向けのメールマガジンにおいてもデジタルコンテンツへの誘導を行うほか、オフラインではradikoのリスナーデータを活用し、最適なリスナーゾーンに音声CMを配信していく。
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