導入後は月1のレポートチェックのみ。手離れの良さが魅力
──導入はどれくらいの工数がかかりましたか?
石間:導入自体は1週間ほどでした。タグの設置と管理画面との連携ができれば導入は完了です。使い慣れていないので少し手間取ったのですが、CHEQ Japanのご担当者様からの丁寧なサポートがあったので無事に設定ができました。
CHEQは広告のLPにタグを入れて、ユーザーがそのタグを踏むとIP情報や環境を分析し、不正ユーザーかどうかを判断する仕組みです。不正ユーザーと判断すると、CHEQの管理画面と広告媒体の除外リストを連携し、アクセスをブロックします。
──導入後は、どのように運用しているのでしょうか?
石間:管理画面を通じ、広告媒体ごとにブロックしたアドフラウドの件数や不正ユーザー数と全体のセッションに占める無効ユーザーの割合、不正ユーザーの地域のほか、月間プロテクト試算金額を確認できます。ですがCHEQは自動運用できるので、正直なところ、日々管理画面を確認することはほとんどありません。月が締まったタイミングでCHEQから発行される月次のレポートを確認し、効果を把握しています。
──月次レポートのどのような点に着目していますか。
石間:基本的には広告費がどれだけ節約できたかという点を中心にツールの効果を見ています。アドフラウド率も出ているのですが、これはツールを入れたからといって下がり続けるものではないので、数字自体はそれほど気にしていません。それよりも、しっかりブロックできているのかどうか、今危険はないかという点を見ています。
更に、新規キャンペーンの配信をした際には、追加で対象キャンペーンのデータを細かく見ていただけます。
月間100万円以上の広告費が節約、工数削減の効果も
──CHEQを導入して得られた成果を教えてください。
石間:まず月間プロテクトの試算金額ですが、ツール費を差し引いても100万円以上の節約効果が得られています。その節約した分で広告費をアロケーションし、最適化することができています。もちろん広告の費用対効果も改善しました。
石崎:過去どれくらい不正アクセスがあり、ツール導入でどれだけ削減できたのかの比較は単純にはできないのですが、1年間でかなりの不正アクセスをブロックできた点は大きな効果だったと思います。また、工数削減の効果も大きかったです。以前は定期的に手動で除外設定をしていたのですが、この工数がほぼゼロになりました。
余談ですが、自分ではなかなか取りに行けない最新のアドフラウド事例なども共有いただいているので、CHEQの導入によりそうした機会が得られていることも良かったと思います。