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マーケジン読書会

コトラー氏が語る、これからのマーケティングに必要な5つのキーワード【お薦めの書籍】


3つのアプリケーション

 3つのアプリケーションについてコトラー氏は「互いに繋がっている」と述べ、次のように解説しました。

予測マーケティング
機械学習機能を備えた予測分析ツールを構築、使用するなどして、マーケティング活動の結果を開始前に予測するプロセスをいう。これによって、企業は市場がどのように反応するかを予測し、先手を打って市場に働きかけることができる。

コンテクスチュアル・マーケティング
顧客を識別し、プロファイリングした上で、物理的空間でセンサーやデジタル・インターフェースを活用して、顧客にパーソナライズされたインタラクションを提供する活動である。これはマーケターが顧客の状況に応じて、リアルタイムでワン・トゥー・ワン・マーケティングを行えるようにする機関的活動だ。

拡張マーケティング
顧客に対応するマーケターの生産性を向上させるために、チャットボットやバーチャル店員など、人間を模倣した技術を利用することをいう。この3つ目のアプリケーションによって、マーケターはデジタル・インターフェースのスピードと利便性を人間中心のタッチポイントの温かみや共感と合体させることができる。

 本書では、人間中心という原則と、テクノロジーの力を踏まえて、冒頭に述べた3つの課題をひも解き、どのように戦略と戦術を構築すれば良いのかが書かれています。目先のことだけでなく、世の中のプロダクトが何のためにあるのか、マーケティングはどのように進化するのかが知りたい人にはお薦めの書籍となっています。

 また、各章の最後にはそれぞれの章で書かれたエッセンスから必要なチェック項目がまとめられています。現在のマーケティングの潮流を理解し、時代に沿った戦略や戦術策定を行いたいと考えている方は、本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。

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この記事の著者

齋藤 ゆう(編集部)(サイトウ ユウ)

大学卒業後、広告代理店に入社しマーケターに。その後、事業会社に転職。金融・美容分野のマーケティング・企画・運営・セールスに携わる。2020年、翔泳社に入社しMarkeZine編集部に所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/07/13 15:10 https://markezine.jp/article/detail/39385

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