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特集:TikTok×マーケティングの最前線

“TikTok売れ”の実態とポテンシャル。狙って起こすために必要なことは?

SNSごとの特性を把握するのが最重要

──最後にこれからTikTokに取り組もうとしている方へのメッセージと気を付けるべき点について、皆様の意見をお聞かせください。

今瀧:TikTokを始めること自体がゴールになってしまっているケースも目にしますが、取り組みを始める前に目的を定め、その目的に対しTikTokが本当に適しているのかどうかを判断することも大切だと考えています。そのためにはTikTokだけでなく、各SNSの特性をきちんと理解する必要があります。

森:おっしゃる通り、「TikTokをどう活用していくか?」という話は、SNSを統合的にどう使うか、という話とほぼ同義だと思っています。

 また、TikTokで作為的な“売れ”を起こしている人の中には、過去にアフィリエイトなどで成功体験を持っていたり、Twitter、Instagramなどで“売れ”を起こしてきたりといった方々も多い印象です。プラットフォームが変わっても、本質的なものは全然変わっていません。

今瀧:そうですね。どんなコンテンツが共感を集めるかについても、変わらない部分があると思っています。当社ではマッチングアプリのTikTokを運用しているのですが、そこで展開する恋愛コンテンツは恋愛漫画やドラマも参考にしています。たとえば「幼馴染」という設定や、「手が届きそうで届かない」のような展開は、昔から共感を集めてきました。その共感ポイントをうまく掴んで、動画のフォーマットに落とし込んだり、TikTokのアルゴリズムに沿うようにしていくと、再現性も生まれます。

田中:別の観点でお話しすると、TikTokに限らずですが、SNSを上手く使っていくには、プラットフォーム、企業、そして消費者の3者のやりたいことが上手く重なった点を探していくのが大切です。私はベン図をイメージするようにしていますね。

 たとえばマーケティングツールとして活用したい企業とプラットフォームを成長させていきたいTikTokの考えが合致したところでコンテンツを作ったとしても、それが消費者にはまっていなかったら、コンバージョンには至りません。3者が置かれている状況をよく知った上で、そのど真ん中を狙うことができれば、この先トレンドが変わっていく中でも、大きな結果を生み出すことができるのではないでしょうか。

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この記事の著者

タカハシ コウキ(タカハシ コウキ)

1997年生まれ。2020年に駒沢大学経済学部を卒業。在学中よりインターンなどで記事制作を経験。卒業後、フリーライターとして、インタビューやレポート記事を執筆している。またカメラマンとしても活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/07/26 07:30 https://markezine.jp/article/detail/39470

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