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「チーターデジタルへの投資を加速し、日本のロイヤルティ市場を開拓」CMグループCEO来日インタビュー

 メールマーケティング市場で主に中堅・中小企業向けにビジネスを展開しているCMグループは、2021年10月にチーターデジタルとの合併を発表した。エンタープライズ向けにソリューションを有するチーターデジタルとタッグを組むことで、グローバルで年間16%の成長を遂げている顧客エンゲージメント・ソフトウェア市場へ本格的に参入していく。本記事では、来日したCMグループのCEO Wellford Dillard氏に、合併の狙いやロイヤルティのこれから、日本市場の展望などについて聞いた。

顧客エンゲージメント・ソフトウェアの市場へ本格参入

──はじめにCMグループの概要、チーターデジタルとの合併の背景を教えてください。

 CMグループは2017年の設立以降、複数の企業との合併によって、メール、オムニチャネル、パーソナライズ、およびロイヤルティマーケティングにおけるポジションを確立してきました。これまで中堅・中小企業を中心にソリューションを提供してきましたが、チーターデジタルとの合併により、さらに大規模なビジネスを営むお客さまや、より高度なマーケティング戦略にも対応できる準備が整いました。

CMグループ CEO Wellford Dillard氏

 ソフトウェア業界で15年以上の経験を持ち、CM グループ以前にも、OPower社(OPWR:Oracleに売却)、GetWellNetwork社(Welsh、Carson、Anderson、Stoweに売却)など6社で最高財務責任者(CFO)を歴任。ソフトウェア業界で経営幹部を務める以前は、経営コンサルティング、投資銀行業務、株式調査などに従事。メリーランド大学MBA取得、メンフィス大学ファイナンス(金融学)学士号取得。

 今回の合併を通じ、私たちはメールマーケティングの市場から、グローバルで460億ドル規模と言われる顧客エンゲージメント・ソフトウェアの市場に本格的に参入します。この市場は年間16%の成長を遂げており、今日の環境で非常に重要なファーストパーティデータをゼロから取得できるような製品や、メールマーケティング、SMS、モバイル、プッシュ通知などのマルチチャネルに対応する製品が続々と投入されています。

CMグループが提供するソリューション群
CMグループが提供するソリューション群

チーターデジタルの製品群に大規模投資を計画

──グループ化を通じて、エンゲージメント領域の幅広い顧客ニーズに応えることを目指しているのですね。

 はい。私たちCMグループには、「すべてのマーケターのためのホームグラウンドを構築する(One home for every marketer)」という明確なビジョンがあります。お客さまのビジネスが成長し、マーケティング課題が変化したときには、CMグループの別のソリューションへと移行することができます。実際にCampaign Monitor(シンプルなメール作成&配信プラットフォーム) からSAILTHRU(クロスチャネル キャンペーン プラットフォーム)へ、SAILTHRUからチーターデジタルへ移行されたお客さまが多数いらっしゃいます(現在日本ではチーターデジタル製品のみを提供)。

 また、市場におけるイノベーションのスピードを上げることも意図しています。チーターデジタルはハイエンドで革新的なテクノロジーを開発しており、同社やそのお客さまを通じて、マーケティングの最先端を見ることができます。それは数年後に他のマーケターが行き着く場所でもあるのです。

 来年にかけて、チーターデジタルのロイヤルティおよび顧客エンゲージメント製品群に対し非常に大きな投資を行います。チーターデジタルのリーダーシップによって、イノベーションを加速できると確信しています。

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ロイヤルティ構築の理想形は企業規模や業界によって異なる

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2022/08/31 11:00 https://markezine.jp/article/detail/39794

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