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アジャイルマーケターの挑戦(AD)

なぜスタートアップはBrazeを選ぶのか? アソビュー、トリビュー、NearMeの活用事例と導入効果

リアルタイム性と圧倒的なコストパフォーマンスの高さが導入の決め手

MZ:Brazeを導入した背景について教えてください。

岡村(アソビュー):先に述べた通り「遊び」と一言でいっても種類や形態は様々です。多様なゲストの遊びのパターンに応じた施策を展開するにあたり、自社のリソースだけでは難しいと判断し、ツールの導入を検討し始めました。

岡村(アソビュー):ただ、約700万人の会員に向けてリアルタイムに情報を発信できるツールはそう多くありません。その点Brazeは瞬時に情報を出し分けられるリアルタイム性を備え、スケーラビリティもあるため導入に至りました。Brazeの導入前はメルマガの配信に数時間をかけていましたが、導入後は数秒で届けられるようになったんです。

大西(トリビュー):ユーザーに満足のいく美容医療体験をしていただくためには、ユーザーのジャーニーに沿ったパーソナライズが重要だと考えました。そのためにはアプリやWeb、メールなど複数のタッチポイントにおけるコミュニケーションを一元管理できなければなりません。

 Brazeでは、複数チャネルのコミュニケーションを一括して分析できます。ジャーニーを描くためのログデータ分析や、ユーザーアンケートも実施しやすい。ユーザーの動きに応じたコミュニケーションも、リアルタイムのトリガー機能で実現できるため、以前使っていたツールから乗り換える形で導入しました。

真弓(ニアミー):当社の導入経緯は少し特殊で、Braze代表の菊地さんと当社の代表が知り合いだったんです。代表から直接「面白そうなツールがある」と提案されたものの、半年ほど比較検討。圧倒的にコストパフォーマンスが良かったのがBrazeでした。当社は移動の商材を扱っていることから、リアルタイムで正確なコミュニケーションがマストです。Brazeは機能面にも安心できたため、導入を決めました。

2週間のスピード実装や10%の口コミ増を達成

MZ:Brazeを活用して取り組んだ施策と、その成果についてお話しください。

真弓(ニアミー):Brazeさんの主催イベント「Forge Japan 2022」において、最寄り駅からイベント会場までの移動手段としてスマートシャトルを提供しました。リアルタイムのジオロケーションデータを活用し、アプリを入れた人が乗り場に近づくと「乗り場はこちらです」と案内が出る仕組みです。企画から2週間というハイスピードで実装できたのは、Brazeさんのサポートのおかげです。

大西(トリビュー):当社ではユーザーを5つに分け、各セグメントに合わせたコミュニケーションを実施しているのですが、施策の高速PDCAにBrazeを活用しています。Brazeの導入直後は70本のシナリオを用意して施策を実施。1週間で検証を行い、数字を見ながら改善を重ねました。

 コミュニケーション施策は「配信数を増やせば効果が出る」という単純なものではありません。我々はBrazeを活用して口コミを促す施策の配信数を従来の4%まで押さえたにもかかわらず、口コミは10%増加。「ユーザーのアクションに応じた配信でこんなに結果が変わるのか」と驚きました。

岡村(アソビュー):当社がBrazeを導入したのは2022年7月1日でした。7月16~18日の3連休の行楽シーズンに間に合わせるため、導入からわずか2週間で稼働まで進みました。ゲストがおでかけスポットを閲覧後、予約の実行に至らず離脱してしまう、いわゆる“カゴ落ち”現象への打ち手として「検討中ですか?」といったフォローメールを配信し、3連休だけで数千件の予約を生み出すことができました

 スタートアップ企業においては、導入したツールの費用対効果をいかに早く出すかがポイントです。本音としてはジオロケーションを使ったかっこいい施策にもトライしたかったですが、ここは一旦泥臭く、最小工数での成果を目指しました。現在はページを見たユーザーへのメール配信機能や、メルマガの配信機能もBrazeへと移管を進めています。

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マーケターは本分に集中!効率的なオンボーディング

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この記事の著者

岡田 果子(オカダ カコ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2022/09/30 10:30 https://markezine.jp/article/detail/39862

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