オーディオ広告、テレビCMからの流入計測を実現
では、Adjustの計測範囲の広がりについて、詳しく見ていこう。
たとえば、一見するとアプリインストール広告と関連があまりなさそうなオーディオ広告のようなフォーマットでも、各アドネットワークやDSP/SSPと連携しているため、広告効果の計測が可能だ。「ランニング中にラジオなど音声コンテンツを聴いていて、そこに差し込まれたアプリの広告が印象に残ったので後ほどインストールしたというようなケースでも、Adjustではその広告効果を計測することができます。オーディオ広告の市場は、近年特に盛り上がりを見せている市場ですので、この領域でもぜひAdjustの活用を検討いただければと思います」(高橋氏)
また、Fire TV Stickや Apple TVをはじめとするコネクテッドTV に流れる広告からの計測に加え、CTV Advision(CTVに特化した機能)を活用することで、より高度な分析も可能になる。この機能は、特に北米での強烈なニーズの高まりを受けて開発されたという。
「国内でもABEMAやFOD、TVerなどが広告枠をどんどん開発しています。最近だと若年層にアプローチしたい企業様は、ABEMAでの広告施策を積極的に検討されていますので、そうした施策を考えられている企業様にとってAdjustは特に価値を発揮できると思います」(高橋氏)
さらに、今年7月にはビデオリサーチと提携し、地上波テレビCMからの流入を測ることもできるようになった。アプリのオーガニックなインストールデータとビデオリサーチによるテレビCMのデータを突き合わせることで、両者の関連性を紐づけ、成果を導き出していく。放送地区や番組名、クリエイティブといった項目別に計測することも可能だ。
従来よりある「インフルエンサー施策」「QRコード施策」も進化
続いて、別のカテゴリで見ると、インフルエンサー施策でも細かい計測ができるようになっている。計測URLの独自カスタマイズができる「ブランドリンク」という機能による計測が可能に。従来はあからさまな計測用URLを使わざるをえなかったが、このブランドリンクにより、ユーザーに不安を抱かせない導線づくりが実現する。
また、以前から計測可能だったQRコードについてもさらに進化し、どのQRコードから流入したのかまでわかるようになった。店頭のチラシ、テレビ番組での紹介といった接触メディアはもちろん、チェーン店であればどの都道府県の何店のQRコードから来たのかといったところまで計測可能となっている。
【参考事例】『コロナ禍を経てアプリユーザーが7倍に!@cosmeが語る、店舗送客へのモバイル効果測定活用』
コスメ・美容のプラットフォームとして、WebメディアやEC、店舗など、幅広いサービスを展開するブランド「@cosme」。各チャネルを活かすハブとしてアプリに注力する中で、Adjustを活用し効率的なアプリユーザーの獲得や店舗送客を実現した施策について、ご紹介しています。