サイバー・バズとデジタルインファクトは、2022年の国内ソーシャルメディアマーケティングにおける市場動向調査を行った。
以下、一部内容を紹介する。
市場規模は2023年に1兆円突破と予想
同調査では、企業がソーシャルメディアを活用したマーケティングを目的とする年間支出額を「ソーシャルメディアマーケティング市場」と定義。まず、国内ソーシャルメディアマーケティング全体の市場規模を調査した。
その結果、2022年の市場規模は9,317億円となり、2023年は1兆899億円で前年比117%の見通しとなった。2027年には2023年比で約1.7倍の1兆8,868億円に達する予測だ。
なお2023年時点のカテゴリー別内訳は、「ソーシャルメディア広告」が最も多く9,724億円で全体の89.2%を占める。次に「インフルエンサーマーケティング」が741億円で(6.8%)、企業の「SNSアカウント運用支援」が261億円(2.4%)、「分析ツール」が80億円(0.7%)、そして「キャンペーンプランニング・コンサルティング」が92億円(0.8%)と続いた。
インフルエンサーマーケティング市場は、前年比120% の見通し
次に、インフルエンサーマーケティングの市場規模を調べた。2022年の市場規模は615億円であり、2023年は741億円で前年比120%の見通し。2027年には、2023年比で約1.8倍の1,302億円に成長する見込みだ。
続いて、SNSアカウント運用支援、キャンペーンプランニング・コンサルティングおよび分析ツール市場を調査した。3つのカテゴリーを合計すると2022年は373億円となり、2023年は433億円で前年比116%の見通しとなる。さらに2027年には、2023年比で約1.5倍の663億円になる予測だ。
2027年には2023年と比べ、約1.7倍となる予測
最後に、ソーシャルメディア広告市場を調べた。結果、2022年は8,330億円の市場規模となり、2023年には9,724億円で前年比117%の見通しとなる。また2024年に1兆円を突破し、2027年には2023年比で約1.7倍の1兆6,904億円に拡大すると見込まれる。
【調査概要】
出典:サイバー・バズ/デジタルインファクト調べ
調査時期:2022年7月~10月
調査方法:各事業者へのヒアリング、調査主体並びに調査機関が保有するデータ、関連企業・機関データ、公開情報の収集
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