博報堂をはじめとするグループ9社横断の戦略組織「ショッパーマーケティング・イニシアティブ」は、トレードマーケティング分析ソリューション「配荷方程式」の提供を開始した。同ソリューションは店頭系データを統合的に分析し、小売店における消費財メーカーの売り上げ成長を目指す。
具体的には、複数の購買データなど店頭系データを活用し「販売店率」「棚割りにおけるカテゴリー内の優位性」「店頭における棚割り実現率(棚割りの実際の各店舗における実現度合い)」「価格優位性」といった要因について改善箇所を抽出。配荷力の向上を目指していく。
店頭接点に強みを持つ博報堂グループのセレブリックスが小売店の店頭データを収集し、博報堂のデータサイエンティストが機械学習などを用いてデータを統合的に分析。その結果をもとに対象商品の売り場起点の課題や、小売店の定番棚において自社ブランドが売り上げに与える影響度合いはどの領域の指標が高いのかを算出する。
また、改善によりどの程度の売り上げ向上が見込めるのかのシミュレーションも可能だ。これらの分析結果にもとづき、博報堂プロダクツが最適な店頭設計を行う。
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