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【特集】Web3、メタバース、NFT──最新技術がマーケティングに及ぼす影響

“共創”で目指すメタバースの実現。Metaのメタバース事業の現在地、マーケティング活用の可能性とは

マーケティングにメタバースを活用する意義

──VRですとハードウェアが必要になってくるのでハードルが高いですが、ARはすぐに試せそうですね。購入意向が高まるというのはすごくメリットだと思うのですが、そのほかにマーケティング領域においてメタバースを活用する意義をどのようにお考えですか?

味澤:いちばん大きいのは、「新しいブランド体験」「新しいブランドのコミュニティ」を作ることができるという点です。またおそらく今後、メタバースの中でのビジネスも非常に増えていくと思います。

 NFTを始めとしたデジタルグッズの販売などもそうですが、今後あらゆるところで新しいビジネスが生まれる可能性がすごく高いです。そうした中で、今までのブランドを活用した新しいビジネスチャンスが生まれてくるはずですので、いち早くチャンスを掴めるという意味でも挑戦する意義は大きいと思います。

──確かに、発想次第で、新しい体験・ビジネスはどんどん生まれてきそうですよね。

味澤:そうですね。ただ、そうした発想はその中にいないと生まれてこないんですよね。そのため、ブランドのみなさまには、ぜひ体験してみることから始めていただきたいです。Facebook Japanのオフィス内にもVR/ARを体験できる「メタバースエクスペリエンスセンター」を設置していて、実際に体験することもできるのでぜひ遊びに来ていただきたいですね。

日本からグローバル、そしてメタバースへ

──Facebook Japanとして、今後メタバース領域でどのような展望を掲げていますか? 実際に始められていることなど含めてご教示ください。

味澤:メタバースはバズワードとなっていますが、実際はまだまだ始まったばかりです。冒頭にもお話しした通り、一社だけで実現することは不可能ですので、産官学での“共創”により力を入れていきたいと思っています。

 またメタバースの実現には、メタバース上で物を作っていく人がいないと成り立ちません。そのため角川ドワンゴ学園とともに、次世代XRクリエイター向け教育プログラム「Immersive Learning Academy」をローンチし、人材育成にも力を入れています。

 こういった取り組みを進めていくことで、メタバース実現の土壌ができ、日本からグローバル、そして日本からメタバースに発信できることがどんどん増えてくるはずです。

 特に日本においては、元々ゲームやエンターテイメントにおいて非常に強いコンテンツを持っている企業が多いですので、そういった強いIPとメタバースをかけ合わせることで、大きなチャンスにつながると思っています。

 Facebook Japanとして新しい環境を整えていくことで、そういった企業の力になっていきたいですね。

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この記事の著者

福島 芽生(編集部)(フクシマ メイ)

MarkeZine副編集長。1993年生まれ、島根県出身。早稲田大学文学部を卒業後、書籍編集を経て翔泳社・MarkeZine編集部へ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/11/30 09:30 https://markezine.jp/article/detail/40650

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