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滝井秀典のすぐわかるキーワードマーケティング入門

第1回 キーワードアドバイスツールにお客の心理状態が透けて見える


検索結果にお客の心理状態が透けて見える

 つまり、これは「レーシック」というキーワードを検索しているお客の、心理状態を如実に表している。「瞬時に視力が回復する」というメリットに興味をもちつつ、「目に直接レーザーを当てるなんて、失敗はしないのだろうか?」という恐怖感が非常に強いことがすぐにわかる。

 だったら、もしホームページを作る場合には、このテーマを一番目立つ所にもってくればいい。「レーシックの失敗はわずか○%」「レーシックの失敗がほとんど存在しない5つの理由」といったコンテンツを用意すれば、アクセスを稼げるだけではなく、お客の不安を払拭し、「手術を受ける」というアクションに繋げることができ、商売になりやすくなるわけである。

 「レーシック」という漠然とした単体キーワードを検索しているお客の中には、「検索キーワード」がうまく思いつかなくて、とりあえず大雑把な検索をしている人も多い。本当は「失明の不安」があってレーシックの情報を検索しているのだが、ただ単に「言葉」として表面に出てきていないのである

 ここで大事なポイントは、「レーシック」に興味のあるお客は、「価格」についてはあまり問題視していない、というところだ。もしも値段が高いことがネックになっているのなら、

 「レーシック 値段」
 「レーシック 価格比較」

 などの複合キーワードが必ず上位にくるはずだからだ。

 これまで多くの企業は、「お客のニーズ」を把握するために、アンケート調査をしたり、グループインタビューなどを実施して、何十万円、何百万円と無駄な金を使ってきた。

 しかし情報化社会の現在では、そんな馬鹿な真似をする必要は一切ない。

 キーワードアドバイスツールで調べれば、「お客の不安」「お客の関心」がどこにあるのかが、無料で瞬間的に把握することができてしまうのだから。

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この記事の著者

滝井 秀典(タキイ ヒデノリ)

日本大学芸術学部卒業。株式会社キーワードマーケティング研究所 代表取締役。 インターネットで検索されるキーワードの投資対効果を瞬時に見分けられる「言葉の研究家」。広告代理店事業、データベースマーケティング会社を経て独立。起業後わずか3ヶ月でペット関連事業のネット通販サイトを業界売上日本一にする。現在は、自ら「売れるキーワード」を発掘し、年...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/07/25 12:14 https://markezine.jp/article/detail/40

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