TOKYO FMは、CDP(Customer Data Platform)による広告効果検証基盤を利用して、湖池屋提供コーナー「湖池屋 歌エーール!」のradiko聴取データと、Pontaの湖池屋商品群の購買データを比較して、ラジオ出稿の購買への寄与を可視化するデータ分析を実施した。
同社の音声広告効果検証基盤は、ラジオ番組、デジタルオーディオコンテンツ、およびCMを聴取したリスナーを特定できる。また、そのリスナーの聴取データを外部データと組み合わせることにより行動追跡や、聴取者と非聴取者に対してモニターアンケートを採ることで行動・態度の変容を実証。
これらの実証により、広告効果をモニターの回答ベースではなく実データを用いて数値化することが可能になる。
今回の調査では、4月4日~9月29日の期間を対象に、「湖池屋 歌エーール!」をradikoで期間中1回聴取した「ライトリスナー」と同番組をradikoで期間中複数放送回聴取した「ヘビーリスナー」について、同番組を聴取後30日以内のPonta提携店での湖池屋調査対象商品における購買を分析した。
結果、提供コーナーを2回以上聴取しているヘビーリスナーは、Ponta会員平均と比べて、湖池屋全商品の購買率が7.6倍、「ポテトチップス のり塩」は8.4倍に増加し、提供主商品群のいずれの購買率も高まったことがわかった。さらに、コーナー聴取を重ねることによって購買率が高まるフリークエンシー効果も見られた。
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