従来の測定方法では「インストール後の動きが見えない」
MZ:ポノスでは、にゃんこ大戦争のプロモーションの一環でテレビCMを出稿しているとうかがいました。Adjustの新機能を活用する以前は、テレビCMの効果をどのように測定していたのでしょうか。
菊地(ポノス):デジタル広告だけではリーチできる範囲がどうしても限られてしまうため、当社ではテレビCMもマーケティングに活用しています。これまではプロモーションパートナーや調査会社の協力を得ながら、テレビCMを放映している期間と放映していない期間のインストール数を比較して効果を導き出していました。
菊地(ポノス):従来の方法ではアプリインストール後のユーザー動向が見えないため、継続率やLTVの把握に課題がありました。また、当社ではキャンペーン期間中にテレビCMを放映するケースが多いため、インストール数の増加がテレビCM由来なのかキャンペーン由来なのかを特定しにくかったのです。テレビCMの純粋な効果がわかれば投資判断がしやすくなると考え、Adjustの新機能を活用することに決めました。
テレビCM経由のユーザーはLTVが高かった
MZ:2022年11月中旬~12月下旬と年末年始に、にゃんこ大戦争の10周年キャンペーンを告知する目的でテレビCMを放映し、その効果をAdjustの新機能で計測されたそうですね。
菊地(ポノス):当初の目的である「アプリの継続率」「ユーザーのLTV」を分析するため、オーガニックやデジタル広告経由のユーザーと、テレビCM経由のユーザーを比較しました。さらに、テレビCM経由のユーザー群でも「放映地域」や「番組カテゴリー」といった切り口で継続率やLTVを可視化しました。自社ではなかなか手が回らない分析データのレポート化や、悩みがちな分析軸の設定をAdjustさんにサポートしていただきました。
MZ:Adjustの新機能を活用した結果、どのような示唆が得られたのでしょうか。
菊地(ポノス):オーガニックやデジタル広告経由のユーザーに比べて、テレビCM経由のユーザーはLTVや継続率がやや高い傾向にありました。「普段テレビは視聴するが、デジタル広告はあまり見ない」というユーザーに届いていると考えています。
山科(Adjust):元々にゃんこ大戦争は、継続率が非常に高いタイトルなんです。継続を促す仕組みがゲーム内に数多く仕掛けられています。
菊地(ポノス):40~50代の方が多く視聴されるニュース番組系の放映枠で獲得率が高かったのは意外でした。Adjustさんの新機能を活用しなければ得られなかった新たな示唆と言えます。
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