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日本郵便「デジタル×アナログ」実証実験プロジェクト(AD)

共感を呼ぶDMでLTVが4割増 森永乳業とDM0に聞く「引き算のクリエイティブ」

クリエイティブ1つで大きく変わる 顧客からの共感を得るDM

MZ:「DM」ならではの良さ・強みを、どこに感じられましたか。

北村:正直、この施策を行うまでは、「DMはお金もかかるし、反応もあまりよくない」と思っていました。しかし、今回非常に高い反応率を得られたことで、クリエイティブ次第でDMの可能性は無限大と感じました。

北村:Eメールとの掛け合わせなど、チャネルミックスで可能性はさらに広がるのも魅力です。今回の「おまとめ案内」に限らず、しばらく飲んでいないお客様に戻っていただく施策など、幅広い場面でDMは有効に働くと思います。

 また、同梱物との掛け合わせでも、さらに効果を期待できることもわかりました。実は、商品に同梱している会報誌でサステナビリティ特集を1年計画で掲載していたところ、3ヵ月目ぐらいのタイミングでこのDM施策が立ち上がりました。SDGsの切り口とともに、企業のビジョンをブレることなく伝えられたことが、反応率にも大きく寄与したのではないかと思っています。

田村:定例会の場で、森永乳業さんから、今力を入れていることとしてSDGsの話をよくしていただいたのを覚えています。上辺だけのSDGsではなく、日頃から取り組んでいる森永乳業さんだからこそ、そこを伝えることができたことで、顧客側も共感し、自然に受け取れたのではないでしょうか。コストを減らしリターンを増やす、事業としての転換点になったと思っています。

届ける人を想像して思いを込めたDMを作っていく

MZ:DM施策の活用について、今後の展望を教えてください。

北村:DM施策の良さとしては、1つはインパクトが強いところです。今回、クリエイティブで反応率が上がることがわかったので、今後もそれを活かしていきたいと考えています。そしてもう一つは、今離れているお客さんにも、直接コンタクトが取れる点です。その二つの良さを活用して、様々なお客様に、それぞれに合わせたメッセージを伝えていければと考えています。

 今後、今回の施策をきっかけとして、他の商品や場面でもDMを展開していければ嬉しいです。

山本:デジタル化、ネットやSNSの普及のさらなる普及により、いつでもどこでも情報を取得できるようになり、可処分時間の奪い合いが起きている時代です。そんな中、DMは届いたその場所で見るものだからこそ非常に良く目に留まるものになっていると思います。 

 もちろん、ただ単に送り続けたり、消費者の視点を無視してセールスに特化したりしてしまうと、反応率は悪くなり、コストだけがかさんでしまいます。DMが届く人をしっかりイメージして設計・作成が重要で、そのコミュニケーションをコンスタントに行うことは、企業のブランディングにおいても非常に意味があることだと思います。まだチャレンジしたことのない方や一度実施して反応が悪く諦めてしまった方などは、一度検討頂きたいと思います。

スマートDM始めませんか?

 スマートDMは、デジタルと紙のDM(ダイレクトメール)を掛け合わせた手法のこと。デジタルとリアルのいいとこどりができるから、五感を揺さぶる1枚が、届けたい人のみにムダなく届く。これからの時代を想う、サステナブルを目指す新手法です。

画像:スマートDMはじめませんか?

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この記事の著者

釘﨑 彩子(クギサキ アヤコ)

 2019年からマーケティング・広告の専門出版社で編集者として勤務。広報・PR分野を中心に編集業務にあたる。2022年よりフリーランスのライターに。媒体問わず、マーケティング、広報、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2023/03/30 11:00 https://markezine.jp/article/detail/41565

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