SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

【特集】話題化で終わらない、Instagram活用

InstagramはWebサイトと同じくらい重要な企業の受け皿に Instagram活用のこれから

ユーザーに受け入れられる、Instagramアカウント作りの秘訣とは?

――では、今のInstagramを効果的に活用するために必要なことを教えてください。

 まず重要なのは、発信を増やして情報量を担保することです。複数枚画像の投稿は基本ですし、伝えたい内容によっては動画も活用しましょう。また、ただ数多く投稿するのではなく、各投稿で商品・ブランドの訴求ポイントを明確にすることが大切です。そうすることで、ユーザーに「フォローすれば有益な情報が届く」と思ってもらえます。

 また、ストーリーズもハイライト(ストーリーズの投稿をプロフィール内に残せる機能)を使って整理することを前提にして投稿したほうがいいです。実際に私たちのお客様でも、ハイライトを改善したことでフォロー率が上がっています。

 その他に、実店舗などリアルの接点がある企業様には、OMO施策を提案するケースも増えています。Instagramでクーポンとして使える画像を投稿し、それをリアルな場で見せることで利用できるようにすることで、公式の情報を求めるユーザーが多いInstagramで売上につなげることが可能です。

――情報量を増やすことが重要とのことですが、どのくらいの頻度で投稿したほうがいいなど、具体的なTipsがあれば教えてください。

 扱う商材の数によりますが、フィードに投稿する頻度は最低でも週3~4、ストーリーズは毎日発信していくことをおすすめします。ストーリーズであれば、アカウントにメンションを付けてくれた投稿をシェアしたり、お客様からいただいた言葉を紹介したりすれば、アカウントが毎日アクティブでユーザーとやり取りしていることを発信できます。

保存とプロフィールビューがKPI

――Instagramのリール(ショート動画)の活用に関してはいかがでしょうか。

 リールとの相性が良い商品・ブランドはあると思っています。また、TikTokやYouTube Shortsといったショート動画プラットフォームとInstagramで流行する動画は異なるので、そこを捉えていくことが重要です。

 たとえば、TikTokではエンターテインメント色の強い動画のほうが再生されやすいですが、Instagramではブランディングや商品訴求につながる動画のほうが受け入れられやすいです。またリールもプロフィールから見られるため、情報量を増やすために取り組むのもいいと思います。

――その他に、Instagramを活用する際のポイントはありますか。

 UGC投稿を上手く活用することも重要です。そのために、まずどうすればユーザーに自社商品・ブランドに関する投稿をしてもらえるか考えることが大切です。また、投稿してもらったらストーリーでリポストしたほうがいいです。また、ストーリーでメンションを付けてもらえるとその方とDMでやり取りすることができるので、感謝の思いを伝えたり、クーポンをプレゼントしたりすることで関係を築くといいでしょう。

――Instagramを活用する際のKPIがあれば教えてください。

 保存とプロフィールビューが今注目すべきKPIだと思っています。保存に関しては、後で購入したい・試したいといった思いから利用していることが多いので、商品の利用方法など思わず保存したくなる投稿をすることが重要です。

 また、プロフィールビューはわざわざ見に来ている方が多いので、その数が増やせると購買につなげられる可能性が高まります。いいねやフォロワー数も大切ではありますが、購買につなげることを意識するなら保存とプロフィールビューの推移をチェックしたほうがいいです。

次のページ
最新事例で学ぶ、Instagramの使い方

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
【特集】話題化で終わらない、Instagram活用連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2023/04/25 09:30 https://markezine.jp/article/detail/42065

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング