CCCマーケティング総合研究所は、Tカードの購買データをもとにTSUTAYA・蔦屋書店で旅行関連書籍・雑誌を購入している人を「旅好き」と定義し、5タイプの「旅好き」な人々について分析ができる「旅好きデータベース」を発表した。
同社は、2021年4月~2023年3月までの約140万人のTカードの購買データや利用履歴から分析したT会員の志向性データをもとに特徴を分析した。
その結果、SNSで発信をする20代の若者が多い「映え旅トラベラー」、時刻表を買い鉄道目的で旅行をする「鉄分高めトラベラー」、口コミやテレビを参考に子どもが好む旅行先を選ぶ「親子トラベラー」、高収入でグレードの高いホテルや温泉を選ぶ「アップグレードトラベラー」、仕事をリタイアし第二の人生を楽しむ「悠々自適トラベラー」という、5つの「旅好きクラスター」に分かれることがわかった。
5つのタイプに分けたことにより、性年代別構成比、ライフスタイル、志向性、雑誌・書籍のタイトル別購入率をはじめ、どのタイプの旅好きが全国主要駅へ来訪しているのかを可視化し分析が可能になった。
これにより、ツアーやパッケージといった旅行商品の開発・プロモーションだけでなく、まちづくり計画にも活用ができる。さらにCCCMKホールディングスが提供する広告メディアと組み合わせることで、アプローチしたい「旅好き」タイプへのダイレクトプロモーションも可能になる。
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