ChatGPT利用者、今後の広がりは?
ここまで、3つの観点に沿って、ChatGPTの利用者像を見てきました。各項目の結果や推察から、「よく働き、よく暮らすビジネスパーソン」といったユーザー像が想像されます。各分析結果に、自身と重なる部分や気づきを得られた点はありましたか? 筆者は「将来設計に熱心な人は、仕事だけでなく生活にもChatGPTを上手く取り入れているのだろうか。ならば、どのように使っているのだろう」と、分析結果から新たな関心が出てきました。
最後に、今後どのようなChatGPT活用が広がっていくのかを見てみます。「GPT」を含む検索との掛け合わせワードから、少し考えてみましょう。下の図は、横軸に性別、縦軸に年齢を設定した検索掛け合わせのワードマップです。

若年男性では「論文」や「要約」といったワードに加え、「小説」との掛け合わせもされているようです。各ワードの上位流入ページは、このようになっています。
「要約」との掛け合わせ時の流入トップ記事は、ASCIIの「ChatGPTを使ってYouTube動画を要約するChrome拡張でタイパ爆上がり!!」でした。今話題の「タイパ」を求めて、ChatGPTを活用したいと考えている層の存在が推察されます。
![クリックして拡大(「GPT]×「要約」の掛け合わせ時の流入トップ記事、DockPit調べ)](https://mz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/42242/42242_11.jpg)
「小説」との掛け合わせ時の流入トップ記事は、noteに投稿された『「ChatGPT」にSF小説を書いてもらったら恐ろしいくらい普通に面白い作品ができてしまった』でした。生成AIによる小説や絵本の作成は、度々話題になりますが、ChatGPTに関しても同様の傾向があるようです。
今後、ChatGPTの活用の幅が広がるにつれ、利用者増も変化していくはずです。本記事で紐解いた現利用者像が、時を経てどのように変化していくのか、今後の動向からも目が離せません。読者の皆様ご自身のChatGPT活用にむけて、本記事が少しでも役立っていれば幸いです。