6月27日、視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタルは、デバイスを横断してデジタル媒体上のすべてのコンテンツを分析できる、ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)のMonthly Totalレポートをもとに、「ソーシャルメディア」ジャンルの利用状況を発表した。
2023年4月に実施した同レポートによると、「ソーシャルメディア」ジャンルにおいて、PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルの利用者数が最も多かったのは「LINE」で利用者は8,089万人、「Twitter」が5,989万人で続いた。また、月平均利用回数では、「LINE」が859回で最も多く、「Instagram」が279回となった。
続いて、「ソーシャルメディア」ジャンルにおける利用者数上位5サイトを合計したターゲットGRP(TARP)を性年代別に見ると、男女ともに若年層ほど高い結果になった。
特に女性18~34歳で最も高く227,873%、次いで女性35~49歳で151,158%となり、すべての年代で男性よりも女性のほうが高い結果になった。
最後に、ターゲットGRP(TARP)が最も高かった18~34歳の若年層の利用状況をサービス別に分析をした。
利用者数では全年代の結果と同様、「LINE」が2,036万人で最も多く、次いで「Twitter」が1,749万人となっていた。一方、同世代の含有率では、「TikTok」が最も高く33%となり、次いで「Twitter」と「Instagram」が30%弱となった。
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