帝国データバンクは、国内190のレジャー施設(※)の価格改定状況について、公開資料を基に分析を行った。
※遊園地やテーマパーク、動物園、水族館など
3割超の遊園地が今年、値上げ
国内190の主要レジャー施設のうち、全体の32%にあたる61施設(32.1%)が2023年中に値上げすることが判明。特に「遊園地」では、76の主要施設のうち28施設(36.8%)が値上げする。
水族館のチケット平均価格は2,000円に迫る勢い
チケット料金の平均価格について調べたところ、2023年の全体平均は1,612円となり、2022年(1,540円)に比べて4.7%(72円)の上昇が見られた。
結果を施設別で見ると、遊園地のフリーパスの平均価格は4,213円となり、2022年平均から206円(+5.1%)と、他の施設に比べて大幅な値上げとなった。一方、「水族館」では1,958円と、2022年比で79円上昇。2,000円台に迫る勢いに。
値上げの理由Topは「光熱費」
レジャー施設における相次ぐ値上げの背景を調べた。2023年に値上げした61施設のうち、価格改定の理由が判明した39施設で、最も多い理由は「光熱費の上昇(27施設)」に。そのほか、「物価・諸経費の上昇(14施設)」や「餌代・飼料代の高騰(10施設)」なども挙がった。
【調査概要】
期間:2023年7月20日(木)まで
対象:全国190の遊園地やテーマパーク、動物園、水族館
方法:調査対象となった施設・運営会社の公開資料を基に分析
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