参加型の施策でサスティナビリティーを啓蒙
──ブランドリニューアル以降行ってきたコミュニケーションについて教えてください。
テレビCMをはじめとしたメディア露出はもちろんですが、一方的に情報を届ける以外の施策にも力を入れています。たとえば、「サスティナ ビルディング」というキャンペーンでは、「い・ろ・は・す」のラベルの二次元コードを読み込むとブロックを積むことができ、ブロック1個につき1円を森・山・川・海を守る活動・団体に寄付できます。
また、ブロック数に応じた体験やグッズを獲得できるキャンペーンにも参加可能です。「サスティナ ビルディング」を通じて、サスティナビリティーが楽しくて身近になることを目指しています。ローンチ後2ヵ月で累計約200万個のブロックが積み上げられており「い・ろ・は・す」を習慣的に飲用してもらう取り組みとして想定以上の成果が生まれています。
 
その他にも、SNSを活用したコミュニケーションにも力を入れています。直近では人気アニメの「ぼっち・ざ・ろっく」とコラボレーションしたキャンペーンを行いました。
生活者の関心と社会課題をつなげる
──昨今、SDGsや社会課題に絡めたビジネス・マーケティング活動が目立つ一方、企業には売上・利益の拡大が求められます。SDGsや社会課題の解決とビジネス成果の両立には何が必要だと思いますか。
「い・ろ・は・す」は発売当初から環境問題への貢献とおいしさの両立を続けてきました。そのためには、人の生活と環境が潤うことでブランドも成長することを、様々な方に理解いただくことが大切だと思います。
──ここまでお話をうかがって、「い・ろ・は・す」は環境問題への貢献に対するハードルの低さが特徴的だと思ったのですが、そのような手軽さを生み出すにはどうすれば良いのでしょうか。
生活者の関心があることと社会課題を絡めていくことが重要だと考えています。2023年5月に、ラジオ局のJ-WAVEとコラボレーションして『未来を変える1曲―J-WAVESTEPONE×「い・ろ・は・す」』という企画を行い、音楽に関心のある方とサスティナビリティーをつなげました。
サスティナビリティーに対する関心は高まっている一方、まだ理解が進んでいない部分もあります。それを難しいコンテンツでお伝えするのではなく、生活者が関心を持つコンテンツと組み合わせることで、より理解しやすくすることが求められていると思っています。

 
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                
                                 
                                
                                 
              
            