広告主のEC売上向上を加速する強力な「武器」に
MZ:続いて、DACが本ソリューションの開発に参画した背景について教えてください。
齋藤:DACは1996年の創業以来、常に「次にどんな価値を提供していくべきか」を問い続け、時代のニーズに応えるサービスを次々に提供してきました。2022年5月にはコロナ禍を機に加速したEC市場の拡大を受け、それまで個別に対応していたEコマース領域のサービス、ソリューション、ツールを集約・統合、企業のEC事業を横断的に支援する「Cross Commerce Studio」という組織を設立。その中でCriteoから本ソリューションの開発を提案いただきました。
DACはメッセージング管理ソリューション「DialogOne(R)」の開発・提供などを通じてLINEを活用した企業とユーザーのOne to Oneコミュニケーションの支援を推進してきました。同時にCriteoのソリューションも積極的に活用しており、2022年にはCriteoのパートナープログラム「Criteo Tech Partner」において、「Data Feed Partner」「Tag Partner」の認定を受けるなど強固な信頼関係を構築しています。
本ソリューションはLINEヤフーとCriteoのそれぞれの強みを最大限に活かしたソリューションであり、これなら必ず企業やブランド、そしてユーザーの皆様に新たな価値を提供できると思い、参画を決めました。開発中に行ったPoC(実証実験)でも本ソリューションは仕組みがわかりやすく、しかも効果が非常に高いことが実証できたので、今後DACが顧客企業のEコマースを支援していく上で強力な「武器」の一つになると期待しているところです。
ユーザー・企業・事業会社にとって「三方よし」の座組みを作る
MZ:Micoworksが本ソリューションの開発に参画した背景について、八重樫さんに伺います。
八重樫:Micoworksは2017年に設立したまだ若い企業ですが、2030年までに「アジアNo.1 のBrand Empowerment Company」を目指すことを中期目標として掲げています。この目標を達成する上で最も大切にしていることは、「必ず成果を出すこと」。成果が出ないサービスは真っ先にコストカットの対象となり、使い続けてもらうことが難しいからです。
本ソリューションは、最初にご提案いただいた段階で成果が出るソリューションである可能性が非常に高いと感じたので、迷わずPoCに参画させていただきました。
MZ:本ソリューションの中で特に評価している点を教えてください。
八重樫:成果を創出するためには、「(1)データ」と「(2)配信面」と「(3)クリエイティブ」が重要になります。その中で本ソリューションは、「(1)エンドユーザーの方のタイムリーなアクションデータ」をもとに、「(2)LINE公式アカウントという視認性の高いPush媒体」で、「(3)カルーセルで複数のクリエイティブを配信する」ことで、ユーザーの興味に合わせたコンテンツをその人ごとにお送りすることができます。
「(1)エンドユーザーの方のタイムリーなアクションデータ」に関しては、これまでLINE公式アカウント上のコミュニケーションは、年齢層・性別・地域を指定したセグメント配信が中心となっていました。しかし、本ソリューションではユーザーのタイムリーなアクションに基づいたデータが使えるようになっています。
「(2)LINE公式アカウントという視認性の高いPush媒体」に関しては、本ソリューションを活用すれば、これまでPull面で配信していたCriteoのリターゲティング広告をLINEでのメッセージ配信という形でPushできます。これは、活用される企業にとって非常に大きなメリットだと思います。
「(3)カルーセルで複数のクリエイティブを配信する」は、配信を受け取る側のユーザーの皆さんが自身の興味・関心に合わせてパーソナライズされた商品からお気に入り商品を選べるというコンテンツとして楽しめるメリットがあります。
ユーザーと利用企業のメリットが明確だからこそ、私たちソリューションの提供会社もお客様に提供しやすく、自社の成長につなげられます。つまり、本ソリューションはユーザー・利用企業・ソリューション提供会社の3者がwin-winになる「三方よしの座組み」を実現できるんですよね。まだβ版の発売が始まったばかりですが、今後さらにより良いソリューションにブラッシュアップしていけるよう、当社としても引き続き注力していきたいと考えています。
メッセージ1通当たりの売上が約3.4倍になった事例も!PoCで得られた確かな手応え
MZ:開発に当たって、PoCを実施されましたが、それぞれどのような成果が得られましたか?
杉浦:当社では某ラグジュアリーブランドのLINE公式アカウントでPoCを行いました。PoCで検証したのは「(1)ユーザーがどの程度積極的にレコメンドメッセージにオプトインしてくれるか」「(2)オプトインしたユーザーがメッセージにどんな反応を見せるのか」の2点です。
具体的には「靴を探しているユーザーに、LINE公式アカウントからそのブランドの靴をおすすめするメッセージを配信する」という形で検証したのですが、結果としてCTRが50%を超えるなど、期待よりも高い成果を得ることができました(電通デジタル社調べ)。
齋藤:DACではスポーツ用品大手ゼビオさんの協力を得てPoCを実施しました。ゼビオさんはLINE公式アカウントを開設して約1年半で友だち追加数を190万人まで増やしているのですが、LINE公式アカウントのメッセージ配信において、配信内容がセールやクーポン情報に偏っていること、アノニマスおよびLINEのユーザーID連携が未連携の友だちに対してパーソナライズ化した情報の発信ができていないことの2点が、ECでの売り上げを上げる為の課題として捉えていました。
PoCではゼビオさんのユーザーIDとCriteoの購買データをマッチングして取得した「興味・感心情報」をもとにパーソナライズしたメッセージ(商品紹介)を配信したところ、通常配信時に比べてECサイトで購買したユーザー数が約4.5倍に、メッセージ1通当たりの売上も約3.4倍に増加するという非常に良い結果が得られました(DAC社調べ)。
ゼビオの担当者からは「ぜひ、グループ内の他のECサイトでも導入したい。将来的には店舗のデータも統合して活用したい」など、前向きなお声をいただいており、DACとしても非常に大きな手応えを感じています。
八重樫:当社は人材大手のパソナさんとPoCを行いました。パソナさんのLINE公式アカウントではこれまで全ユーザーに同一内容の「お仕事紹介メッセージ」を送っていましたが、PoCでは個々のユーザーの希望条件(時給・勤務地・職種など)に合わせてパーソナライズした内容でメッセージを配信しました。
その結果、LINE公式アカウントのユーザーによるパソナの会員登録数と既存会員のお仕事応募率が大幅に増加し、パソナさんにも非常にご満足いただけました。
パソナ、ゼビオの「レコメンデーション メッセージ for LINE公式アカウント Powered by CRITEO」事例が1つの資料に!
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