視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタルは、「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)」のMonthly Totalレポートをもとに、音楽配信、音声ストリーミングジャンルの利用状況を発表した。
トータルデジタルの利用者数、最多は「Spotify」の1,257万人
まず、音楽配信、音声ストリーミングジャンルにおける広告を掲載するサービスで、PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルの利用者数を調査。最も多かったのは「Spotify」で1,257万人が利用した。続いて「radiko.jp(834万人)」「Amazon Music(726万人)」がランクインした。
月平均利用回数でも「Spotify」が69回とトップに。2位は「radiko.jp」だった。
18~34歳利用者の含有率トップは「Spotify」「Voicy」
次に、利用者数トップ5のサービスを合計したターゲットGRP(ターゲット延べ視聴率、TARP)を年代別に見た。すると、18~34歳(2,822%)で最も高くなり、35~49歳(2,082%)が続いた。
最後に、TARPが最も高かった18~34歳の若年層の利用状況をサービス別に確認。利用者数では全年代の結果と同様に「Spotify(382万人)」1位だった。一方、2位には「Amazon Music(200万人)」入る結果となった。
また同年代の含有率では、「Spotify」「Voicy」が最も高く30%に。次いで「Amazon Music(28%)」が入った。
【関連記事】
・ニールセン、Z世代のスマートフォン利用動向を発表 主要6媒体が占める時間は全世代より11pt高い
・ニールセン、「ソーシャルメディア」ジャンルの利用状況を発表 LINEが最も多く8,089万人利用
・テレビ画面におけるコンテンツ視聴時間、34歳以下はインターネット動画が約3割に【ニールセン調査】
・アジア主要市場の広告費は約550億米ドル/デジタル広告費は前年比64%増に【ニールセン調査】
・COOKPADとDELISH KITCHEN、女性の利用者が7割以上という結果に【ニールセン調査】