電通は、一部のテレビ局においてCM素材の前日差し替えが可能になることを受け、購買行動のきっかけとなるタイミングを適切に捉えた運用型テレビ広告「トリガー広告」の推進を加速させることを発表した。関連するシステムやソリューションをアップグレードしていく。
これにより、翌日の天気や気温、イベントなどに合わせた広告素材を、今まで以上に柔軟に運用・配信していくことができる。
具体的には、TBSテレビとの取り組みとして、広告枠の組み換えシステム「RICH FLOW」活用企業のCM素材の前日差し替えを可能にする。また、北海道放送・札幌テレビ放送・北海道テレビ放送・北海道文化放送との取り組みとしては、CM素材の前日差し替えによるテレビ広告運用のテストマーケティングを実施する。
加えて、気温をはじめとする各種データの判別から差し替えるCM素材の割り付けまでを自動で行う「直前素材差し替え"自動化"システム」を開発した。
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