REVISIOは、コネクテッドTV(以下、CTV)で配信されたCMの注目度ランキングトップ20を公開した。
同ランキングは、関東にて2023年4月から9月に初回放送があった地上波放送CM素材のうち、CTV配信されていた素材を対象に抽出。15秒素材かつ地上波で500GRP以上出稿があり、CTV配信においてREVISIO視聴調査パネル内でCTV述べ接触人数(滞在ベース)が50人以上を対象に絞り込むとともに、同一企業が複数ランクインした場合は最もスコアが高いCMのみを掲載した。またCTV配信に加えて、地上波放送での注目度も算出した。
なお注目度とは、テレビスクリーンの前にいた人のうち注視していた人の割合を示す指標だ。
CTVで最も注目されたCMはモード学園(東京・大阪・名古屋)に
ランキングの1位は、モード学園(東京・大阪・名古屋)の『モード学園(東京・大阪・名古屋)「好きならば、言え。」篇』となった。CTV注目度ランキングでは、2位以降と大きな差をつけてトップを獲得。一方地上波ランキングでは384位だった。
2位は、KDDIの『auマネ活プラン「鬼嫁との再会」篇』に。CTV配信では2位、地上波では5位と、双方で注目された。
3位は、コーセーの『DECORTE「AQ アブソリュートエマルジョン・ツヤ出し先行乳液」篇』だった。機能訴求型のCMで、CTV配信では3位に入った一方、地上波では511位に。見られ方の違いが現れる結果となった。
CTV配信と地上波、CMの見られ方に相関はあるのか
次に、CTV配信と地上波のCMの見られ方に相関があるのかを調べるため、同調査の対象となった609本のCMについて散布図を作成。縦軸がCTVの注目度、横軸が地上波の注目度としてプロットした。
すると、地上波の注目度とCTVの注目度の相関係数は0.2に。相関関係はほぼ見られず、地上波で注目されたCMがCTV配信で同様に注目されるとは限らないことが示された。
【関連記事】
・REVISIO、CMの注視ランキングを公開 2023年上期、視聴者が釘付けになったクリエイティブは?
・REVISIO、スポットCMのユニークリーチを最大化させる予算配分シミュレーションツールを提供開始
・REVISIO、5万件以上のCMデータをワンストップで検索・分析できるツールを提供へ
・REVISIO、CTVの利用実態第二弾を発表 実測値部分をアップデート
・注視されたレジャー施設のCMランキングTopはUSJ/飽きさせない構成が特徴【REVISIO調査】