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【特集】2024年・広告の出し先

広告プロダクト数は1年で3倍に、フルファネルで広告機能拡充を進めるPinterest

購買意欲の高いユーザーが計画を立てるためにやってくる

──広告主はPinterestに何を期待していると思いますか? また現在、広告主はプロダクトをどのように活用していますか?

 Pinterestでは認知を拡大するための広告から購入の意思決定を促す広告など、種類が豊富なため、ターゲットオーディエンスを絞らず広告を打てることが強みです。

 一例として、無印良品様のお取り組みをご紹介します。同社は、認知度と好感度の向上を目的として、Pinterestの購買意欲の高いオーディエンスへリーチするために、動画を含む22の広告を作成しました。これにより、主要ターゲットオーディエンスの認知度と好感度を大幅に向上させることができました。

 複数の広告フォーマットを活用することは、より大きなキャンペーン成果をもたらします。実際、当社のデータでは、複数の広告フォーマットで売上が増加する可能性が53%高くなることも明らかになっています(※1)。

 Pinterestの強みは、購買意欲の高いユーザーにアプローチできる点です。ユーザーは、何かしらの計画を立てたり、行動を起こしたりするためにPinterestを活用しています。季節ごとに訪れるイベント、家のリノベーションや結婚式など、人生の大きなイベントを計画する際に利用されることが多く、日本でもPinterestユーザーの47%が、これらを計画するためにPinterestを利用していると回答しています(※2)。無印良品様のキャンペーンにおいても、意思決定プロセスの早い段階でユーザーにリーチしたことが成功の要因と言えるでしょう。

 2024年に向けて、より多くの広告主の皆様がPinterestのオーディエンスの力を活用することを期待しています。

──広告事業を本格的に始めてから、ユーザーの反応や行動の変化はありましたか?

 日本で広告をローンチした際、特にZ世代ユーザーの伸びが顕著でした。月間のアクティブユーザーとエンゲージメント数増加の最大の原動力はZ世代のユーザーです。彼らはPinterestをSNSの有害性から逃れるプラットフォームとして捉えているようです。Z世代は、受動的にスクロールするためにPinterestを訪れるのではなく、計画を立て、それを実際の行動に移すためにプラットフォームを訪れています。

 現在、Z世代は私たちのグローバルな月間アクティブユーザーの42%を占めています。PinterestがZ世代ユーザーにポジティブなプラットフォームを提供しており、それが受け入れられていることをとても嬉しく思っています。

2024年は3つの分野にフォーカス

──Pinterestは2024年に広告事業をどのように展開する予定ですか?

 私たちは、他社との差別化を図りながら、競争の激しいグローバル広告市場で活躍することを目指しています。ほとんどのソーシャルメディアは、エンターテインメントに注力していますが、Pinterestにおいては、以下の分野に2024年は焦点を当てていく予定です。

 1つ目はファネル全体を通して革新的な広告ソリューションを新たに提供し、広告主の皆様に価値をもたらすこと。2つ目はブランドの包括性と安全性を促進するプロダクトとポリシーでポジティブに業界をリードし続けること。そして3つ目はPinterestをポジティブなショッピングプラットフォームとして確立させるため、自動化、広告ツール、計測ツール、各種フォーマットなどの開発に投資をし、目に見えるリターンを提供することです。

※1 出典:Pinterest Conversion Lift Meta:Pinterest Conversion Lift Meta Analysis、2021年。米国、カナダ、ヨーロッパにおける45件のPinterest Conversion Lift[PCL]調査に基づく

※2 出典:DH to add in

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2024/04/24 14:54 https://markezine.jp/article/detail/44421

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