競合が多いからこそ「素早い施策の展開」が重要
MZ:CLIO社は、SNSを活用したインフルエンサーマーケティングとパフォーマンス計測をAnyMindとともに行っています。協業の決め手と、実際に協業を開始して感じるAnyMindの強みをお聞かせください。
チョ:松本様には私の前職時代にもお世話になっていたのですが、対応スピードの速さが魅力的だったので今回もご依頼しました。
多くの韓国美容ブランドが日本に進出しているので、Qoo10上での競合は非常に多いです。その中で他のブランドよりもいかに早く施策を展開していけるかは非常に大きなポイントとなります。
その点、AnyMind様はインフルエンサーのアサインから施策実施、効果検証までを一貫して素早く行っていただけるので、余裕を持った施策の進行が可能です。そして、進行に余裕ができた分、クリエイティブ制作にもこだわることができています。
また、自社ECサイトでの売り上げや、広告配信などをすべて一括で管理できる点も非常にありがたいポイントです。おかげで、各ブランドやインフルエンサーが、プラットフォームごとにどれくらいの成果を出せているのか比較できています。
MZ:AnyMindがスピーディーな対応を実現できる理由はどこにありますか。
松本:一つのグループ内で代理店と事務所の強みを兼ね備えていることが大きいと考えています。代理店としてインフルエンサーマーケティングの定量分析に強みを持つAnyMindがデータを基にインフルエンサーを選定。その結果をもとに同社のグループ会社であり、インフルエンサープロダクションのGROVEが直接クリエイターとコンタクトを取ってアサインに動くことができます。
「単発」を避ける方針&最適な「場の使い分け」で効果最大化
MZ:具体的にはどのような支援を行ったんですか。
松本:goodalでは、GROVE所属の女性2人組YouTuber「むくえな」を起用した施策を実施しました。具体的には、2024年3月からgoodalのブランドアンバサダーとして起用し、ブランドの顔として認知度&売上の上昇を目指して活動を行っています。
チョ:また、私たちとしては、goodalとCLIOが同じCLIO社の中にあるブランドであることを認知させたいといった気持ちがありました。
そのため、goodalのブランドアンバサダーを行う「むくえな」と、CLIOの宣伝を行う「むくえなの友人」が一つの動画に共演することで、同じ会社のブランドラインアップであることが伝わるように工夫もしました。
MZ:プロモーションの成果を最大化するために、注力しているポイントを教えてください。
松本:プロモーションしたい内容に合わせて活用するプラットフォームを使い分けることが挙げられます。アンケート調査やGoogleトレンドの指名検索などの分析の結果を踏まえて予算の中で注力すべきことを見極めてから、認知度の向上にはYouTube、成分などの効能の訴求にはInstagramを使うといったように最適なプラットフォームの提案を行っています。