フットワークの軽さと妥協なきサポートが成功要因に
━━今回のアプリ開発、リテールメディア実装の取り組みを振り返り、改めて成功要因と感じるのはどのような点でしょうか。
藤村:成功要因はいくつかありますが、まずはコンペ前にまずウエルシア社内でアプリの方向性を取り決めたことですね。パートナーがDearOneさんに決まってからは、期限がタイトだったのですが、しっかりサポートしていただきながら要件定義をし、両者が妥協しない形でできたことが成功のポイントだったと思っています。
DearOneさんを選んで良かったなと思うのは、とにかくフットワークが軽いことです。時間がタイトな中で塚田さんを中心にほぼ毎日やり取りしていただけました。わからないことを電話口で聞くと即答してくださることが多く、最短で最適解まで導いてくださり助かりましたね。この対応力もDearOneさんの強みだなと思います。
アプリもリテールメディアも三方良しにしたい
━━ドラッグストアチェーンとして、今後のアプリ領域における取り組みの展望を教えてください。
清田:アプリはドラッグストア業界に限らず、リテール業にとって重要なツールです。ウエルシアではまだまだ利用率は高くないのですが、2人に1人は使っていただけるような媒体にしたいと考えています。
清田:そのためにはやはり、UIUXが最も重要だと思っております。今の主な課題は、クーポンの出し方です。商品のクーポンは、自社で分析し始めていますが、O2Oでクーポンが出せるようにしていきたいと思います。また、来店時の1品10%OFFクーポン、雨の日割引クーポンなども来店動機になると思うので、これにもしっかり取り組んでいきたいと考えています。
最終的にはポイントカードを一元管理し、対応するクーポンもすべて自動的に読み込んで、会員コードを提示すると決済まで済んでしまうようなものを実現したい。そうすると、利用率50%に近づいていくと思っています。
リテールメディアは今後、アプリを含めてどんどん拡大していくと思うので、三方良しのリテールメディアを追求することは今後も大切にしていきたいと思います。
━━DearOneとしてはウエルシアグループの展望に対して、どんな価値提供をできるとお考えでしょうか。
塚田:アプリは作って終わりではないので、お互いにアイデアを出しながら良くしていきたいと思います。UIUXを高める機能を改修する際には当然コストもかかるため、「ARUTANA」で広告収益を上げていただくことも、私の役目だと思っています。
「ARUTANA」で広告収益を獲得し、その収益をクーポンの販促やアプリのUX向上など、エンドユーザーが喜ぶような施策に使っていただく。それによってMAUが増えていき、媒体価値が上がり、また「ARUTANA」に出稿できる幅が広がり、より広告収益を上げられる。このサイクルを、ウエルシアさんと一緒に回させていただけたらと思います。
塚田:「ARUTANA」はオウンドアプリに特化したアドネットワークですが、媒体面を拡大していくという意味でテレビCM、ビーコン、サイネージなど、各種のパートナーとタッグを組んで複合的なサービスのパッケージ化も進めていきます。「ARUTANA」の認知を広げるべく、草の根活動は引き続き頑張っていきたいですね。
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