SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第104号(2024年8月号)
特集「社会価値創出につながる事業推進の在り方とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

「Adjust Ignite Tokyo 2024」レポート(AD)

ABEMA・TVer・フジテレビが語る、アプリグロースに効く「CTV広告」最新動向&活用メソッド

アプリマーケで高い効果を期待できるCTV広告の活用事例

佐々(Adjust):CTVの価値を証明すべく、皆さんは様々な検証を実施していると伺っています。野村さんから紹介していただけますか。

画像を説明するテキストなくても可
フジテレビジョン ビジネス推進局 コンテンツビジネスセンター プラットフォーム事業部長 野村和生氏

野村(フジテレビジョン):当社が出資している古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」のインストール数をKPIとし、CTV広告を活用することで数値にどれくらい変化があるかを確認しました。

 その結果、どのCM素材で比較してもスマートデバイスよりCTVのほうがインストール数が多いことが明らかに。他の検証でも、たとえクリック数は他デバイスのほうが多かったとしても、インストール数はCTVのほうが多い結果が出ており、パフォーマンスの高さが実証されています。アプリマーケティングではインストール数をKPIとすることのほうが多いので、アプリマーケターの方であればCTV広告の価値がわかると思います。

 また、性別・年齢別でセグメントを分けたほうが、CPI(Cost Per Install)を低く抑えられるという結果も出ています。一方、興味関心層で細かく分けた際は、効率の良いものもありましたが、効率の悪いものも見られました。このことから、マーケティングを行う上でセグメントを細かく分けすぎるのではなく、性別と年齢程度で分けることが効果的である可能性が高いと考えられるでしょう。

 さらにオーガニックでアプリを入手したユーザーと、TVer経由で入手したユーザーでは、後者のほうがリテンション(継続利用率)が高いことも明らかになっています。おそらくサービスの内容をよく理解した上でインストールしているためだと考えられます。

これまでにない広告体験の創出 新たな広告フォーマットも続々登場

綾瀬(ABEMA):当社の事例も紹介します。「ABEMA」では、スポーツ中継などを中心にCTVに注力している流れの中で、より効果的な広告体験を作り出す取り組みを進めています。その一環として、昨年からスプリットスクリーン型の広告「ABEMA Live Screen Ad」をリリースし、実績が出てきている状況です。試合をライブ視聴している中で注目を集めやすいため、広告認知率も高く、ブランド認知を含めて非常に良好なスコアが出ています。

公式リリースより

 また、大画面という特性を考慮した、スポーツ中継中の広告としての最適なレイアウト・体験について検討をしていました。その中で、NTTデータ様に協力いただきながら、画面内でユーザーのアテンションがどこに集まりやすいかを分析した結果、「ABEMA Live Screen Ad」の広告エリアに関しては、左側および上側にあるほうがより集めやすいとわかりました。この結果を受けて、今シーズンのメジャーリーグベースボール中継などにおいては、新しい広告レイアウトで販売・掲載を行っています。

 そして、コンテンツと連動したクリエイティブを展開することで、視聴者により自然な形で興味を持ってもらえるようにするなど、新しい広告フォーマットの創出にも取り組んでいます。

佐々(Adjust):CTV広告は、視聴者が気になったときに動画を一時停止できる特徴があるため、海外では一時停止したときに表示される特別な広告フォーマットもあります。

 このように新しい広告フォーマットが次々と登場していることは、非常に興味深いことだと思います。

モバイルアプリトレンド2024:日本版

 AdjustとSensor Towerが共同調査した本レポートでは、日本市場でのアプリパフォーマンスに関する戦略的なインサイトをお届けします。ゲーム、ファイナンス、Eコマース、コネクテッドTV、PC、コンソールなどのチャネルのデータ分析から、アプリの成長機会を探ります。

次のページ
TVer、YouTube、テレビCMの比較から見る、CTV広告の価値

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:adjust株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2024/09/20 10:00 https://markezine.jp/article/detail/46329

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング