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MarkeZine Day 2025 Retail

アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」

モチベーション別LPOでコンバージョンを勝ち取れ


ユーザーの視覚・聴覚・触覚に訴える訴求を

 このように、サイト上で食品の販売するような場合、ユーザが現実に黒玉スイカを手に取れない。そのため、ユーザーの感覚特性に合わせた訴求が重要になる。

 ユーザーの感覚特性に合わせるというのはNLP(神経言語プログラミング)で使われている概念で、一般に「VAKモデル」と言われている考え方を使うと説明しやすい。VAKモデルとは視覚(Visual)、聴覚(Auditory)、触覚(Kinesthetic)の頭文字を取った略称で、人の現実認識タイプには数種類あり、視覚タイプ・聴覚タイプ・触覚タイプ、この他に嗅覚(Olfactory)、味覚(Gustatory)があるという考え方のことを言う。人とコミュニケーションしたり何かを伝達する場合には、受け取りやすい感覚タイプで伝えるのが最も理解されやすいと言われている。

 視覚タイプの人に訴求するためには、赤い断面に点々と並ぶ黒い種や、つやつやした黒い皮など、目で見える色や形が有効である。聴覚タイプの人に訴求するためには、シャクシャクと美味しそうな音を立てて食べる、叩くとポンといい音がする、ザクっと切り分けるなどの擬音語が響きやすい。また触覚型の人は、表面に朝露のついたシズル感のある写真(冷えていそう)と甘くて美味しいという言葉の組み合わせなどが認識されやすい。

 一人が一つの認識タイプということはなく、3タイプの複合タイプが多いが、優先的に使っているのは2タイプの事が多い。このため視覚・聴覚・触覚を網羅したキーワードやビジュアルを均等に混ぜながら要素を作成していく事が望ましい。

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この記事の著者

宮本 晶子(ミヤモト アキコ)

武蔵野美術大学映像学科を卒業後、Web制作プロダクションに入社。国内外の大手自動車メーカー等、大規模サイトを担当後、フリーランスとして独立。キャンペーンサイトを主軸にFlashゲーム等多岐に渡る制作経験を経て、2006年アイレップに入社。クリエイティブチームに所属し、LPOに携わるなどWebディレクターとして活躍中...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/08/07 11:46 https://markezine.jp/article/detail/4663

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