顧客体験を向上し、売上を上げるための組織を作る
──すぐには着手できないが後々オペレーション組織を作っていきたい方は何を考えるとよいでしょうか?
廣崎:マーケティングにおいては収益成長に対するKPIを考えることが大切です。各施策がどれくらい収益に影響を与えているか、その収益への貢献にこだわることが大切かと思います。収益への貢献を可視化できない状況にある場合はまずこれに集中的に取り組むとよいと思います。
川上:組織変革の取り組みの道のりは長く、ボトムアップでできることはないように感じるかもしれません。しかし、マーケティングも営業もレベニュー組織として収益成長を目指す場合、重要なのは顧客への価値提供です。自社のターゲットとなる顧客やその顧客にとっての価値について議論し、メッセージングの統一など一貫した体験を提供することは現場レベルでも取り組みが可能ではないでしょうか。