時間がかかると思っていた人材集めも、予想以上にスムーズに
Meta水谷:社内でこのような専門チームを立ち上げる際、人材集めには苦戦しそうな印象です。どのように声がけを進めていったのでしょうか?
オプト西森:まずは「Metaが好きでずっと運用してきた」という専門性の高い10年選手たちに声をかけ、二つ返事でOKをもらいました。そこからは彼ら彼女らと成果を出しながら、少しずつ社内に啓蒙していこうと考えていたのですが、意外にも若手社員から次々と「やりたい」という声が挙がりました。若いうちから1つの媒体の運用に専念することは、今後のキャリアを考えると勇気の要る決断なのではと思っていたのですが、嬉しい誤算でしたね。
Meta水谷:なんとも嬉しいお話です。ちなみに、なぜ若手社員たちは「Metaパフォーマンス室」を志望してくれたのだと思われますか?
オプト西森:Metaが若年層にとって魅力的なプラットフォームだからだと思います。特にInstagramは若手世代がユーザーとして日常的に触れていることもあり、印象がとても良い。InstagramをはじめとしたMeta広告に集中することに、何も懸念がなかったようです。
Metaでなければ、こんな反応は得られなかったかもしれません。多少は社内のハレーションが起こると想定していたのですが、すんなりとメンバーが集まりました。
広告効果と生産性を同時に高めていける代理店でありたい。
Meta水谷:最後に、「Metaパフォーマンス室」の今後の展望や目標をお聞かせください。
オプト西森:大きな広告費をもつお客様のリプレイスを狙うというよりは、たとえ少額でも「今Metaに注力できていないお客様」の課題に向き合って、一緒に成果を伸ばしていけるチームであり代理店でありたいと思っています。
オプト黒沢:まずは、Meta広告での定量的な成果や事例を創出していきたいと考えています。「サーチ領域に強いオプト」に加えて、「Meta広告に強いオプト」という認知も業界内で得られるような存在になっていきたいと思います。
そのために重要なのが、多くのクライアント様にMeta広告の魅力を感じていただくこと。西森が申し上げた通り、一部の限られた大手企業だけでなく、中堅企業へも良質な広告サービスを届けていく必要があります。
そこでどうしてもネックになってくるのが、クリエイティブにかかる工数や原価です。従来のように制作担当の人力で対応していてはどこかで頭打ちになるため、AIの活用は必須でしょう。ここについてもMetaと一緒に、AIを使った制作・運用手法、特に縦型動画フォーマットの積極的な展開を模索していければと思います。これからも、広告効果と生産性を同時に高め、クライアント様の事業成長を先導する広告代理店でありたいですね。