SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

Hakuhodo DY ONE、「令和シニア白書」を発表 シニア層の8割以上がSNSを利用

 Hakuhodo DY ONEが展開する、シニア層に対して有効なデジタルマーケティング施策を研究する組織「令和シニア研究所」は、シニアの行動傾向に関する調査レポート「令和シニア白書」を発表した。

 昨今、デジタル接触機会が多く活動的なシニア層は「令和シニア」と呼ばれ、今後の企業のマーケティング活動において重視すべきターゲットとなっている。

 同調査レポートは、令和シニアを中心としたシニア層のインサイトやライフスタイルに関する実態の把握を目的として、全国のシニア層(60~74歳)と若年層(20~50歳)を対象に「消費行動」や「デジタル接触」などに関する調査を実施し、取りまとめたものだ。

 一回目となる今回の調査では、好奇心が旺盛で新しいことに意欲的な傾向や、コミュニティ所属意識が高く人とのつながりを求めるなどの「Z世代と呼ばれる若年層と類似」した傾向が明らかになった。本稿では調査結果の一部を紹介する。

65歳以上の平日可処分時間は「6時間以上」が過半数

 令和シニアの平日可処分時間は、「6時間以上」が過半数だった。20~50代の場合は20%前後であることを踏まえると、65歳以上になると行動できる時間が増える傾向があるとがわかった。

出展元『令和シニア白書』, HakuhodoDY ONE 令和シニア研究所,2024.ver1.0
出展元『令和シニア白書』, HakuhodoDY ONE 令和シニア研究所,2024.ver1.0
クリックすると拡大します

令和シニアはテレビなど他メディアでの行動をSNSで代替

 前期高齢者(65~74歳)の7割が検索サイトを利用し、8割以上がいずれかのSNSを利用しており、シニア層もデジタルメディアに慣れ親しんでいる傾向があるとわかった。

 YouTubeやX(旧Twitter)の利用目的は、20代では娯楽的な使い方が多いが、シニア層では「知りたい情報の検索」「ニュースの閲覧」が多く、テレビなど他メディアでの行動をSNSで代替していると同研究所は分析している。

出展元『令和シニア白書』, HakuhodoDY ONE 令和シニア研究所,2024.ver1.0
出展元『令和シニア白書』, HakuhodoDY ONE 令和シニア研究所,2024.ver1.0
クリックすると拡大します

令和シニアの女性は新しいことを始めるのに意欲的

 女性シニアの40%が「新しいことを始めた」と回答。一方、男性シニアは24%と男女における乖離が見られた。

出展元『令和シニア白書』, HakuhodoDY ONE 令和シニア研究所,2024.ver1.0
出展元『令和シニア白書』, HakuhodoDY ONE 令和シニア研究所,2024.ver1.0
クリックすると拡大します

 新しく始めたことで最も多いのは、ウォーキングやジムなどの運動系(21%)、次いでアウトドア活動(17%)と、健康意識の高さが伺えた。

 また、大学入学や通信講座など、新しい学びに取り組むシニアが15%と、好奇心を満たしたい傾向も見られた。

【調査概要】
調査目的: 令和シニアを中心としたシニア層の実態把握
調査手法: Web定量調査
調査対象者: 20代から74歳までの合計1,609人。うち、有効回答数1,260サンプル(20代396サンプル、30代130サンプル、40代125サンプル、50代145サンプル、60歳~74歳464サンプル)
調査期間:2024年7月29日〜8月8日

【関連記事】
イオレ、アクティブシニア層へのマーケティングを支援する特設サイト「シニア広告ナビ」をリリース
介護施設を通じたPoCを支援 emomeが「シニアビジネス オープンイノベーションラボ」創設 
マイクロアド、上海東犁と合弁会社「New B」を設立 シニアコミュニティを活用した中国ビジネスを支援
オースタンス、シニア層のコンバージョン獲得を促すアンケート型広告メニューの提供を開始
博報堂生活総研、写真調査サイト「生活図鑑」の「住」カテゴリーを公開 特徴などで絞り込み検索も可能

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2024/10/24 18:15 https://markezine.jp/article/detail/47295

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング