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デリカミニの自然検索数が上昇!三菱自動車工業による、Xを取り入れた統合プロモーションとは

「デリ丸。」を中心としたコミュニケーションを展開

MZ:デリ丸。をコミュニケーションの中心にしたのですね。

阿久澤(三菱自動車工業):はい。デリ丸。を拡散のトリガーとして活用するのは私もやってみたいと思いましたし、施策を進めたくなった決め手になりましたね。

白井(X Corp. Japan):話題を喚起するには、話題の種作りとリーチを取る必要があります。Xでは、テレビCMが放映されるタイミングに、そのテレビCMを見た人の感想や話題がXに次々と投稿されることが多いです。加えてデリカミニでは、過去のテレビCM放映時にもXで好意的な会話が生まれていました。なので盛り上がっているところに広告でも面を作る観点で、「トレンドテイクオーバープラス」の活用を考えました。

 「トレンドテイクオーバープラス」は、Xの中でも特に目を引く面で、テレビCM放映と掛け合わせることで施策の垂直立ち上げにおいて非常に有効です。また、さらなる話題化につなげるべく、銘苅からブランドアニメーションのアイデアが出てきました。

X Corp. Japan 株式会社 広告事業本部 Tech業界担当 Client Partner 白井聡氏
X Corp. Japan 株式会社 広告事業本部 Tech業界担当 Client Partner 白井聡氏

銘苅(X Corp. Japan):「ブランドアニメーション」は、ユーザーがハッシュタグをタップして、絵文字が降ってくる体験を促す機能で、ユーザーにブランド体験を通じてより興味を持っていただきやすくなるソリューションを指します。また、Xならではのプラットフォーム内での広がりも作りやすいです。

 犬や猫、キャラクターコンテンツは、特に女性やお子様がいる方に好まれやすい傾向にあります。デリ丸。を有する三菱自動車様にしかできない生活者とのコミュニケーションができると考え、リーチを最大化できる「トレンドテイクオーバープラス」と組み合わせ、多くのユーザーが興味を持っていただけるような提案をしました。

 個人的にもデリ丸。が降ってくるところは見てみたかったです(笑)

左:トレンドテイクオーバープラス、右:ブランドアニメーション
左:トレンドテイクオーバープラス、右:ブランドアニメーション

島田(Hakuhodo DY ONE):銘苅さんからもあったように、キャラクターをフックとしたコミュニケーションは若年層やファミリー層に好まれる傾向があるため、デリ丸。によってより多くのユーザーにリーチできるのではないかと思いました。今までも、デリ丸。の好感度とデリカミニの好感度は比例するように上昇していましたし、三菱自動車様でしかできないコミュニケーションがX内でできると考えました。

阿久澤(三菱自動車工業):ブランドアニメーションの過去事例を見て、スクリーンショットを撮るなどしてユーザー自身に拡散していただけそうだという期待を感じました。

ユーザーが「つい拡散したくなってしまう」ローンチ施策

MZ:具体的な取り組みについて教えてください。

阿久澤(三菱自動車工業):2024年8月12日にテレビCMの放映が始まり、8月13日には24時間限定で、「トレンドテイクオーバープラス」「ブランドアニメーション」を実施することにしました。そのため、スケジュールを逆算して2024年6月頃から動き始めました。

2024年8月12日に放映開始したテレビCM「デリカミニ 夏の思い出」篇

島田(Hakuhodo DY ONE):実際のプロモーションは、まず7月から購入意向が高まっている生活者に向けて、オンライン見積もりや試乗車検索などを促す「獲得広告」を実施し、ローンチ素材やUSP素材を使用した静止画広告の配信を始めました。8月14日以降は「獲得広告」にて、夏仕様の素材を追加。静止画と動画素材を用意し、フルファネルでの訴求を行いました。

株式会社Hakuhodo DY ONE 第三ビジネスデザイン本部 第七アカウント局<br />第二アカウント推進部 スーパーバイザー 島田章次氏
株式会社Hakuhodo DY ONE 第三ビジネスデザイン本部 第七アカウント局
第二アカウント推進部 スーパーバイザー 島田章次氏

阿久澤(三菱自動車工業):発話しやすいハッシュタグワードとテキスト文はかなり吟味しました。Xのトレンドには、よく検索されているワードが出てくると思いますが、トレンドのトップに載るということを想定して、「つい見たくなり、拡散したくなるようなワード」を設定しました。そこで生まれたのが「#デリ丸大発生」です。ハッシュタグの遷移先であるブランドアニメーションでは、デリ丸。が降ってくるアニメーションを楽しんでいただくと同時に、テレビCMも流れる仕立てにしました。

 このような形で、ユーザー自身がCMに関して能動的に視聴してもらえることを意識しました。また、24時間限定という限定感を訴求するために、1人でも多くの流入を目指そうと、三菱自動車のLINE公式アカウントからも同じ内容のポストをして、リーチの最大化を図りました。

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この記事の著者

佐々木 もも(ササキ モモ)

 早稲田大学卒業後、全国紙で約8年記者を経験。地方支局で警察や行政を取材し、経済部では観光や流通業界などを担当した。現在は企業のオウンドメディアの記事企画や広報に携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:Twitter Japan

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2024/12/26 10:30 https://markezine.jp/article/detail/47416

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