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2024年下半期の市場規模、“令和の米騒動”の影響でコメ関連市場が急拡大【マクロミル調査】

 マクロミルは11月25日、同社の消費者購買履歴データ「QPR」を基に、2024年下半期の「食品」と「日用品」のカテゴリー別購入金額の伸びから振り返る「2024年下半期市場規模拡大・縮小ランキング」を発表した。

食品部門では、コメ関連の市場規模拡大が顕著に

 まず、市場規模拡大ランキングの食品部門を見ると、第1位は「米」で前年比42.3%増、第2位はパックご飯やカップメシなどの「米飯加工品」で同31.0%増、第3位はカルパスやビーフジャーキーなどの「畜産珍味」で同28.9%増、第4位は昆布だしや白だしなどの「液体だし」で同26.7%増、第5位は切り餅の「包装餅」で同23.8%増だった。

 トップ5にコメ関連のカテゴリーが3項目ランクインしていることから、2024年の夏に起こった“令和の米騒動”による市場拡大が顕著だった。

 コメ関連の平均購入単価を見てみると、「米」は前年比35.6%増と高騰。また、「米」の購入者数は前年比で9.2%増、「米飯加工品」は同20.6%増、「包装餅」は同15.2%増と大幅に増加した。コメ不足による価格高騰により、米飯の代替品の需要が上昇したことがわかった。

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2024年下半期 市場規模拡大・縮小ランキング 【食品部門】

日用品部門では、SNSで話題になった商品が上位に

 次に、市場規模拡大ランキングの日用品部門を見ると、第1位は「その他ボディケア商品」で前年比79.8%と大幅に増加。角質オフ・保湿ケアが両立できる「ダヴ クリーミースクラブ」がフォロワー数の多いインスタグラマーに紹介されたことが同カテゴリーをけん引したと考えられる。

 第3位は「電子蚊取り器」で前年比66.3%増、次世代型屋内蚊取り器のKINCHO「シンカトリ」が上期から引き続き人気だった。

 その他、第6位の「ビタミン含有の滋養強壮(指定医薬部外品)」は前年比 44.3%増、第8位の「その他メイクアップ化粧品」は前年比42.7%増となった。

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2024年下半期 市場規模拡大・縮小ランキング 【日用品部門】

「その他男性化粧品」は男女ともに大きく伸長

 市場規模拡大ランキングの日用品部門で第2位の「その他男性化粧品」を性別・年代別に見ると、男性全体では前年比65.1%増となった。特に、男性40~60代で伸長しており、男性60代が同121.0%増、男性50代が同79.1%増、男性40代が同92.7%増だった。また、女性による購入も伸長しており、女性全体では同78.2%増だった。

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「その他男性化粧品」カテゴリーの市場規模(性年代別)の前年比

【分析の仕様&ランキングの作成方法】
データソース:QPR(消費者購買履歴データ)
分析対象者:全国(沖縄県を除く)15~79歳の男女
対象カテゴリー:JICFS食品・日用品
集計期間:2024年7月1日~10月17日(前年比:2023年7月1日~10月17日)
ランキング作成方法:市場規模を表す当社の独自指標「100人あたり購入金額」において、集計期間内におけるカテゴリー全体の購入者数が100人以上の項目に絞り込み、その他を含むカテゴリーを除外したランキングを作成。また、前年伸長率を正しく判定できるよう一部データ誤差削除。

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2024/11/28 15:15 https://markezine.jp/article/detail/47584

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