メディア計測と広告最適化プラットフォームを提供するIntegral Ad Science(以下、IAS)は、新製品「Quality Attention Optimization(QAO)」のベータ版を発表した。
広告主企業はQAOを活用することで、高アテンションスコアのインプレッションを効率的に獲得し、低アテンションスコアのインプレッションを回避するための最適化を自動で実行できる。これにより、オープンウェブ上のディスプレイ広告や動画広告におけるアテンション機会の向上と、パフォーマンスの改善を実現する。
具体的には、低アテンションスコアのインプレッション配信を最適化し、マーケティングファネル全体のパフォーマンスを向上させ、効果的なコスト管理が可能に。また高品質な広告プレースメントをターゲットすることで、高いアテンションを獲得する広告の表示機会を増やし、リーチ規模を拡大。さらに、注目を集められる場所で広告を表示することでブランド認知度の向上や、ビジネス成果を最大化する環境における広告表示による目標KPIの達成を実現できる。
加えて同社は、Lumen Researchとの提携を通じた「ソーシャル・アテンション計測」の提供開始も合わせて発表。Quality Attention製品と組み合わせることで、広告主企業はプログラマティック広告キャンペーンとソーシャル広告キャンペーンの両方で広告のアテンションを一貫して計測でき、キャンペーンの効果を包括的に把握することが可能となる。
なお、QAOのベータ版は2024年12月現在、既存の顧客を対象に提供されている。ソーシャル・アテンション計測は、2025年1月より同社の顧客に向けて提供を開始する予定だ。
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