日本テレビホールディングスと東京大学大学院情報学環・渡邉英徳研究室は2月3日、先端技術を活用した報道手法のアップデートを目的として、共同研究の開始を発表した。
同共同研究では、「イマーシブジャーナリズムの研究と実践」「調査報道のアップデート」「体験の場づくりとメディア連携」の3つのテーマを柱に据え、研究活動および成果を基にしたコラボレーションを推進する。
1つ目のイマーシブジャーナリズムの研究と実践では、戦争や災害の現場を追体験するような感覚を生み出す先端技術を活用することで、誰にでもわかりやすく臨場感のある体験型ジャーナリズムの研究を進める。
2つ目の調査報道のアップデートでは、衛星データやGIS(地理情報システム)を活用した報道手法を研究。災害や戦争の前後比較、被害状況の視覚化など、空間的かつ直感的に情報を伝える方法を模索する。
そして3つ目の体験の場づくりとメディア連携では、戦争や災害などの重要な社会課題について、親子層をはじめとした幅広い層に向けた体験機会を提供。フィードバックを得ながら新たな報道手法の可能性を探る。
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