SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究

「簡単、トヨクモ」を世界へ 代表山本氏が語る、売上高成長率125%を支えるPLG型マーケティング

最新より半歩遅れでもいい、大衆にシンプルで安いを提供する

――これからの展望について教えてください。

 弊社はクラウドサービスにドメインを置いていますが、この市場は今後、もっと大きく伸びていくと考えています。

 世の中に存在するあらゆるモノの価値は成熟化しており、「すごく嬉しい、欲しい」という感覚をお客様に持っていただく難易度は日に日に上がっています。

 一方でクラウドサービスはまだまだ発展途上で、日々の生活を便利にできる瞬間が数多く存在します。それを提供することが弊社にとっての価値提供なのです。

 直近ではAIが登場し、市場環境が大きく変化しました。この分野は弊社としても、新しい価値を生み出せると考えています。

 AIをはじめとしたテクノロジーの変化は速く、そして多様です。だからこそ、弊社はタイミングを見極め、必要な価値を、必要な人に届ける活動を行っていきたいと思っています。

 特に弊社のプロダクトは大衆向けのサービスなので、最新の技術より半歩遅れていても問題ないと考えています。大衆化が近づく技術をいち早く取り入れ、シンプルでかつ安く、簡単に扱えるサービスを提供していきたいです。

企業規模の拡大とともにブランド認知を積み上げる

――より多くの方にシンプルで簡単に扱えるトヨクモのサービスを提供していきたいとのことですが、今後マーケティング領域で力を入れていきたいことはありますか。

 トヨクモという会社の認知を高めることですね。トヨクモはテクノロジーの会社ですが、独自のマーケティングモデルを構築していることが大きな強みです。これから先、時流に合わせて様々なサービスを提供していく予定ですが、その軸となるマーケティングモデルは揺らぐことのないようにしたいです。

 独自のマーケティングモデルを確立することができれば、日本だけでなく世界にも価値を提供できるはずです。

 このマーケティングモデルを確立する上で今課題となっているのがブランド認知率の向上です。トヨクモはまだまだ広告の出稿額が小さく、認知率もまだ伸びしろがあります。今後も根気強くマス広告やコンテンツマーケティングを続け、認知を拡大したいです。

 近年は「テレビCMを見た」といってくださる方も増え、社名とサービスの認知が浸透してきている実感を持てています。今年よりも来年、来年よりも再来年、しっかりと企業規模を拡大しながら、広告出稿量を増やしながら、強固なコーポレートブランドを作っていきたいと思っています。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

タカハシ コウキ(タカハシ コウキ)

1997年生まれ。2020年に駒沢大学経済学部を卒業。在学中よりインターンなどで記事制作を経験。卒業後、フリーライターとして、インタビューやレポート記事を執筆している。またカメラマンとしても活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2025/03/24 08:30 https://markezine.jp/article/detail/48619

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング