マーケティングテクノロジー事業を展開するSMNは、新規事業支援を行うソニーグループのSony Acceleration Platformと連携し、メディア事業の創出を支援する取り組みを開始した。

同取り組みは、メディア事業の初期構想から収益化まで、デジタルマーケティングの知見を活かした多角的なサポートを提供するもの。
具体的な支援内容は、「アイデア創出フェーズ」「事業仮説構築フェーズ」「技術開発およびPoCフェーズ」「事業化準備フェーズ」「事業運営・収益化フェーズ」の各段階に応じて展開される。
アイデア創出フェーズではメディア事業のエキスパートへのデプスインタビューを実施し、事業アイデアの創出を加速。事業仮説構築フェーズでは、新規性・実現性・事業性・拡張性・成長性を考慮した事業モデルの構築を支援する。
技術開発およびPoCフェーズでは、システム設計から構築までを一気通貫で提供し、目標設定・クライアントの紹介、広告配信・運用の最適化、レポーティングなどの支援を行う。
事業化準備フェーズでは、広告掲載に関する契約手続きや各種規定類の整備、広告枠の設計、料金設定、契約書作成などをサポート。事業運営・収益化フェーズでは、広告代理店への営業支援、成功事例の創出、最適な料金設定など、収益最大化に必要な業務をトータルで支援する。
SMNは既に読売新聞東京本社との協業を通じて、読売新聞グループの顧客データとコネクテッドTVの視聴データを結びつけたデータマーケティングソリューション「YOMIURI X-SOLUTIONS(YxS)」を開発・提供している。今後もSony Acceleration Platformとの協業を通じて新しいメディア事業のビジネスモデルを創造していく方針だ。
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