SMNは、2025年4月度の全国地上波25局、BS放送6局にて放送されたテレビCMの放送回数における調査結果を発表した。

　2025年4月度のテレビCM放送回数ランキングの1位は「ソニー損保の自動車保険」に。春の行楽シーズンに向けた自動車関連ニーズの高まりを捉え、安定したCM露出を継続している。2位には「丸亀製麺」、3位はサントリー酒類の「金麦（晩酌サワー）」に。食品・飲料分野も好調だった。

　また、興和の医薬品群が多数上位を占めた。特に、興和の「バンテリンコーワパットEX」や総合警備保障の「HOME ALSOK Connect」は大幅な順位が上昇。これは、新年度の環境変化による体調管理や、転居・家族構成の変化に伴う防犯意識の高まりといった、4月特有のニーズに対応した放送傾向が見られる結果となった。

　エリア別で見てみると、BuySell Technologiesが東京で、ニトリが福岡で首位を獲得。大阪ではユニバーサル・スタジオ・ジャパンと大阪・関西万博が、名古屋ではコーエーテクモゲームスのゲームCMが特徴的な上位となった。札幌では北海道電力が地域性を反映した首位に。リクルートホールディングス（スーモ、タウンワークなど）やソニー損害保険は多くのエリアで継続的に上位にランクインした。BS放送では金融や健康関連の広告が目立つなど、地上波とは異なる傾向が見られた。

【調査概要】
調査期間：2025月4月1日～4月30日
調査対象：番組宣伝を除いた全国地上波25局、BS放送6局のテレビCM
調査方法・動画認識エンジンを活用したテレビCM自動認識システムにて取得した放送履歴情報を基に調査

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