トレンドを追っても失敗する?アカウント立ち上げの鉄則
━━自社アカウント立ち上げや再起に悩む企業は少なくないと思います。貴社がクライアントにサービスを提供するときにはどのようなフローなのでしょうか。

大川:アカウント立ち上げから関わる場合は、まず、企業の目的やゴールをヒアリングします。ヒアリング結果を基に企画立案とコンセプト設計をして、Youtube・Instagram・TikTokのどの媒体を利用するかも決めます。内容が決まった後、動画制作を実施し、投稿作業と、投稿結果のレポートも行います。必要に応じて、広告運用などもさせていただきます。
岡﨑:特にアカウントのコンセプトを固めることには、時間をかけるようにしています。
世の中の企業アカウントには「流行りのダンス動画」を投稿するというケースもあると思いますし、アカウントが順調に成長している過程では、ブームの取り入れとしてネットミームを活用するのはありだと思います。しかし、自社のアカウントの目的や目指す在り方とのつながりを考えずに、初手からとりあえずネットミームの動画を投稿するというのはビジネス上の価値、評価が得られません。そこでまず、「SNSを通じて本当にやりたいことは何か」、ミッション・ビジョン・バリューの意思統一に力を入れています。自社アカウント立ち上げから育成の経験がある当社だからこそ持つ知見、リアルな視点で、ファーストステップからご支援していきます。
もちろん運用で発生しがちな社内連携の悩みなども我々が解決できることの一つです。たとえばクライアントへの研修では、社内のコンプライアンス部署などと、SNSで表現できる範囲を事前に定めるように伝えています。そうすることで、毎回他部署におうかがいを立てなくても、表現できる範囲内であればすぐにSNS投稿できるようになります。
国内ブランドも海外に目を向け始める今、SNS活用は必須
━━百貨店発のインフルエンサー事業として、今後の取り組みの展望についてお聞かせください。

岡﨑:「情報ファースト」になっているがゆえに、ユーザーに情報を伝えきれていない企業はたくさんあります。そのような企業に対して、「企業の魅力」をしっかり発信できるようにお手伝いをしたいと思っています。
また、今後、多くの企業が海外に目を向けていくと思います。そうしたときに、海外の人に企業を知ってもらう切り札として、SNSはとても効果的です。海外向けにどのようなコンテンツやフォーマットがウケるのかを捉えきれていない企業、海外展開をしていきたいと考えている企業に対しても、しっかりと力になっていきたいです。
大川:多くの企業から、「『WAZA Studio』のようなかっこいい動画を作りたい」というお問い合わせをいただきます。『WAZA Studio』では職人による制作過程をお見せしていますが、たとえば飲料の製造工程を魅力的に見せるなど、自社ではおもしろく、かっこよく表現するのが難しい内容も当社は得意としています。そのような動画を作りたいがノウハウがない、という企業のお悩みをエンタメ性もある動画を制作して解決していきたいです。