体験を軸にしたコミュニケーションで、組織全体の顧客理解が深化
MarkeZine:BtoBマーケティングに「体験コンテンツ」が入ってくることで、営業やカスタマーサクセス、プロダクトマーケティングなどの周辺領域にどのようなよい影響がありますか?
小林: 体験型コンテンツは、マーケティング部門だけでなく、営業・カスタマーサクセス・プロダクト部門にも大きな変化をもたらします。営業においては、お客様が事前に製品デモを体験した状態で商談の場を来てくれることで、説明に時間を取られず、課題の深掘りや導入提案に集中できます。CSでも、オンボーディング時の教育コストを大幅に削減でき、顧客の早期定着・活用促進につながります。
また、プロダクトマーケティング視点でも、ユーザーがどの体験フェーズで離脱したのか、どの操作に疑問を感じたかといった行動データを取得できるため、UI/UXの改善や訴求ポイントの最適化に活用できます。PLAINERでは、1つのデモを複数のユースケースに応じて複製・カスタマイズできるため、業務効率と体験精度を両立できるのも大きな強みです。こうして、全社で「体験を軸にしたコミュニケーション設計」が進み、組織全体の顧客理解が深まっていくことが最大の効果だと思います。
BtoBマーケティングは、情報を蓄積する「百科事典型」からユーザーの行動や感情に寄り添った体験をリアルタイムで提供する「インフラ型」へ進化していくと考えています。それにより、誰もがテクノロジーに対する抵抗感なく、信頼と納得のもとで購買判断できる世界が実現します。PLAINERはそのための基盤づくりに挑み続けます。
予告:MarkeZine DayにPLAINER小林大氏が登壇
9月10日・11日に開催するマーケティングイベント「MarkeZine Day 2025 Autumn」に、PLAINER 代表取締役の小林大氏が登壇。『もうファネルで顧客を“待つ”のはやめよう。AIが“連れてくる”時代の「体験」設計術。』と題し、より具体的に体験軸のBtoBマーケティング実践に向けたポイントを解説します。
セッションの詳細をチェック・事前登録の上、ぜひご来場ください。
