「着圧ソックス」のカテゴリーを作ってきたメディキュット
MarkeZine:まずは、「メディキュット」について、ブランドコンセプトや誕生の背景を教えてください。
鈴木:メディキュットは、英国の医療用ストッキングにルーツを持つレッグケアブランドです。1997年の誕生以降、20年以上にわたりその医学的な知見を活かした商品を展開してきました。ブランドパーパスは「内側から美しく、健やかな体へ」。このパーパスに基づき、美しさと健やかさを手軽に両立できる、医学的発想のソリューションを提供し続けています。
その結果、現在では日本の着圧ソックス市場No.1(※)ブランドのポジションを確立しています。「着圧ソックス」というカテゴリー名より先に「メディキュット」という名前が想起されることも多く、私たちが市場そのものを創造し、牽引してきたという自負が、今日のブランドの強さにつながっていると考えています。
※インテージSRI+調べ 着圧ソックス市場 全メディキュット累計販売金額(2019年1月~2025年8月)(日本)

メディキュットのブランドマネージャーとして、成長戦略の策定から商品開発、広告・宣伝までを統括。
ブランドの強さを支える「手軽さ」と「品質」へのこだわり
MarkeZine:近年、ECを中心に新しいブランドも増え、着圧ソックス市場の競争は激化しています。その中で、メディキュットがNo.1であり続ける理由、ユーザーから選ばれ続ける強みはどこにあるのでしょうか。
鈴木:まず、日常生活の中に無理なく取り入れられる「ながらケア」の手軽さが、多くの方に愛されている大きな理由です。特に「寝ながらケア」できる点は、ブランドを象徴する価値の一つですね。
次に、あらゆるニーズに応えられるラインナップの豊富さも特徴です。寝るときに履くものから日中用まで、現在約30種類もの商品を展開しており、ライフスタイルに合わせて選んでいただけます。

鈴木:そして最も重要なのが、「医学に基づく段階圧力設計」に代表される品質の高さです。効果を実感していただくために、当社の品質管理基準は非常に厳しく設定されています。お客様の買い替えサイクルは長くなるという側面もありますが、2~3年使い続けられるほどの耐久性も、私たちがこだわる品質の一部です。
この「手軽さ」「豊富なラインナップ」、そして何より「品質」へのこだわりがあるからこそ、ECサイトなどで多様な商品が登場する中でも、お客様に選ばれ続けているのだと考えています。