満を持してapple社が発売を開始したiPhone 3G。ipod touchから受け継がれた独自のUIで携帯電話業界に一石を投じたとされているが、今回は別の視点 ---モバイルビジネスの収益モデル--- から、iPhoneによって引き起こされた(または、引き起こされるであろう)影響を探ってみたいと思う。【連載バックナンバー】
モバイルビジネス5つの儲け方
モバイルビジネスやモバイルサービスと言えば、みなさんはどのようなものを思い浮かべるだろうか?
多くの方は、CMで視聴する機会が増えたこともあり、DeNA社が運営する『モバゲータウン』を思い浮かべるのではないかと思う。では、『モバゲータウン』の収益モデルはどのようになっているのかというと、簡潔に言えば「純広(純粋な広告出稿)」「アフィリエイト広告」「アバター販売」の3つの柱からなっており、ご存じの方も多いだろう。
『モバゲータウン』に関する詳細については、Markezine内記事の『【復習企画】いまさら聞けない、モバゲータウン儲けのしくみ』で詳述されています。
さて、なぜ『モバゲータウン』の話を最初にもってきたのかというと、当該サービスがモバイルビジネスにおける収益モデルの王道である「広告収益モデル(モバゲータウンにおける純広とアフィリエイトが該当)」と「課金収益モデル(モバゲータウンにおけるアバター販売が該当)」の2つを擁しているからである。
では、モバイルビジネスにおいては、そのほかにどのような収益モデルがあるのだろうか。モバイルビジネスには、先述した「広告収益モデル」「課金収益モデル」の他に
- モバイルコマース(EC)収益モデル
- 版権・権利収益モデル
- ソリューション収益モデル
の上記3つが存在している。
詳述してみると…1つめのモバイルコマース収益モデルは、『girlswalker』のような物販を主体としたeコマースによる収益である。2つめの版権・権利収益モデルは『魔法のiらんど』といった個人向け携帯サービスで連載された携帯小説の書籍化(または、電子書籍化)などによる版権収益である。最後のソリューション収益モデルは、受託開発などによって携帯電話向けシステムやソフトウェアを開発・販売することによる収益を指している。
まとめると、モバイルビジネスにおける収益モデルは“おおまかに”5つのものに分けられ、BtoB/BtoC形式を主体に、今後もこのモデルが活用されていくものと思われていた。
しかしながら、iPhone 3Gの登場がこの状況を一変させることになったのである。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます
新規会員登録無料のご案内
- ・全ての過去記事が閲覧できます
※プレミアム記事(有料)は除く - ・会員限定メルマガを受信できます
- ・翔泳社の本が買える!500円分のポイントをプレゼント
-
- Page 1
-
- Page 2
-
- Page 3
この記事は参考になりましたか?
- 気になるサービスを5分で理解!ネット&モバイルビジネスウォッチ連載記事一覧
- この記事の著者
-
池永 尚史(イケナガ ヒサシ)
1979年生まれ。CGMブログ・メディアを展開するベンチャー企業、インターネットサービス系企業を経て独立。2010年3月より株式会社ノイズ代表取締役。
■ 著書
・ 稼ぐアフィリエイターはブログが違う!(技術評論社刊)
・ ドロップシッピングス...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
