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モバイルショッピングサイトでは「1点買い」をするユーザーが4割
モバイルユーザビリティ調査


「買い物かご」のデザイン・レイアウトによる比較

 「買い物かご」のデザインや情報およびレイアウトの違いが、ユーザーの印象にどのような変化を与えるかを調査するため、以下の4パターンのサイト(A~D)を比較しました。

  • サイトA:商品画像を使用。またコンテンツのレイアウトにテーブルを使用し、さらに商品の情報を追加。
  • サイトB:商品画像を使用。またコンテンツのレイアウトにテーブルを使用。
  • サイトC:商品画像を使用。テーブルを使用せずにコンテンツをレイアウト。
  • サイトD:商品画像は使用せず、テキストコンテンツのみで構成。

 サイトA~Dの比較調査をした結果、画像を使用したサイトA~Cのグループと、画像を使用していないサイトDの間で、サイトの印象が二分化される結果となりました。

 「買い物かご」に商品画像を使用したサイトが画像を使用しないサイトに対して、12項目中11項目で評価が上回りました。また、テーブルを用いてレイアウトしたサイトが、テーブルを用いていないサイトに比べ、「印象に残る」「洗練されている」「また利用したい」の各項目で上回る結果となりました。

 調査結果より、「買い物かご」のレイアウトに商品画像の掲載テーブルを採用すると、ユーザーに与える印象に好影響をもたらすと推察されます。

サイトA~Dの項目別イメージ比較(単一回答)
(「とてもそう思う」「ややそう思う」の合計を算出)【n=312】
図 サイトA~Dの項目別イメージ比較(単一回答)(「とてもそう思う」「ややそう思う」の合計を算出)【n=312】

支持される「買い物かご」は商品画像の表示と、テーブルによる必要情報の整理がポイント

 サイトA~Dの利用意向について、それぞれ1位~4位までの順位を聴取した結果、1位には、サイトB(43%)が最も支持され、次いでサイトC(30%)となりサイトDが最低という結果でした。

 この結果からも、商品画像の使用と、テーブルを用いたレイアウト設計が、「買い物かご」のユーザー支持に対して好影響を与えると推察されます。

図 サイトA~Dの利用意向(単一回答)【n=312】
図 サイトA~Dの利用意向(単一回答)【n=312】

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「買い物かご」のデザイン・レイアウトによる比較2

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株式会社アイ・エム・ジェイ R&D室(カブシキカイシャアイ・エム・ジェイ アールアンドディーシツ)

IMJグループ では、デジタルマーケティングに関わる様々な情報を、多様な視点から調査・分析を行い、各種調査レポートを発信しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/09/09 19:43 https://markezine.jp/article/detail/5298

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