Googleではできない検索エンジンを作ろう
「いま、世間の関心はどこに向かっているのか?」―そんな、時間に伴う世の中の変化の“兆し”や、言葉の“ニュアンス”をつかむ、次世代型の検索エンジン「kizasiサーチエンジン(時系列共起パターン解析エンジン)」を開発。これをコア技術として、さまざまなサービスを提供しているのが、株式会社きざしカンパニーだ。
きざしカンパニーは、ITソリューション事業を展開する株式会社シーエーシーが、新規事業開発の一環として2005年に社内に設置した、「KIZASI事業推進室」から始まった。数名のスタッフによる研究開発から「kizasiサーチエンジン」が誕生し、2007年1月から事業会社「きざしカンパニー」として、新たな出発となった。
「言語処理技術、ワード検索技術の研究を重ねるうちに、『時間に伴う概念の変化』や『いま、世の中の関心が向けられていること』『それは、どんな感じで語られているのか』を検索できないか、という発想が生まれたのです」
そう語るのは、「KIZASI事業推進室」からのスタッフであり、現在は、きざしカンパニー代表取締役CTOを務める、稲垣陽一氏だ。
Googleなど一般的な検索エンジンが、ユーザーが知りたいキーワードを含むデータを抽出するのに対して、kizasiサーチエンジンは「ホットな話題」を抽出する。ブログやニュース、掲示板やSNSといった時間情報を持つテキストデータを収集、言語処理、解析することで、「いま、この瞬間、世間では何に注目が集まっているか」がわかるわけだ。
どのような人たちがどのようなビジョンを持って働いているのか、稲垣氏にお話をうかがった。(この続きはCAREERzineでどうぞ!)